おふざけキャンプ

キャンプの事で頭がいっぱい

愛知から行く 連チャン川キャンプ第二弾 福岡ローマン渓谷ACレポ(後編)

前回の続きです。

【赤ピルツちゃん】を書いていたので自分でもどこまで書いたのか忘れています。


前回のお話
rakujirou.hatenablog.com

つづき

チェックイン時間が遅かったものの、叶姉妹のおかげで心に余裕を持てて川遊びを堪能できた楽次郎。

そこに突然の雨。

徐々に雨足が強くなり、ついに雷までも鳴り出した。

閃光が走り、直後に轟音が鳴り響く。


咄嗟に目をつぶった。
瞼の裏に叶姉妹が浮かぶ。

しかし、恭子さんも美香さんも助けてはくれない。
聞いてもいないアラブの王族の話をして微笑んでいるだけだ。



『・・・んで…。』



おやっ?誰かの声がする。



『あかんで…。』

やっぱり、頭の中で誰かの声がしている。


『いざというときのために、車に逃げ込む準備をせなあかんで。』


アンミカさんだった。


そうだ! 娘を娘を危険に合わせてはいけない。


やはり頼りになるのはアンミカさんだ。

すぐにアンミカさんの声に従った。

車に逃げ込めるように準備をし、テント内に振り込んでくる雨を傘で防ぎつつAmazonプライムビデオで転生したらスライムだった件を観て過ごした。


外はどしゃ降りの雨。
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キャンプ場にお風呂があるので行きたかったけど諦めました。


午後8時

豪雨はおさまり、まだ傘はいるものの、やっとトイレまでは行けるくらいに。

トイレから帰ってくると遠くから爆発音

一瞬、コロナ禍による自粛要請に我慢しきれなくなった人がとうとう爆発でもしたのかと思いましたが、もちろんそんな人はいない。


空を見ると花火が!
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どこかでサプライズ花火をやってる様です。

他のサイトの人たちも次々にテントから出てきて、傘を差しながら花火を鑑賞。
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木の間から見える程度でしたが

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思いもかけぬ花火をゆっくり楽しみました。

メロンの夢食い

さて、お待ちかねのメロン
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娘と二人なので小さめですが、買ったばかりのメロンを真っ二つに。
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桃太郎が出てくるパターンの切り口ですが、幸いにもメロン花子※注(またはメロン太郎)は入っていません。

※注 ジェンダー意識の高さから、【鬼退治をするのは男】と決めつけない表現をしています。


中に赤ん坊が入っていたら一生のトラウマになる所でしたが、中身は人肉ではなく果肉でひと安心です。


ほどよく熟れてました。
このままスプーンで食べます。

前回はスイカでしたが、今回はメロンで夢のある食べ方が出来ました。


これで『ほとんどの夢は叶った』と言っても過言ではありません。

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豪雨で一時はどうなる事かと心配しましたが、花火は見れたし、雨あがりに焚き火もできたしで、楽しい夜を過ごせました。
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雨上がりも悪い事ばかりではないですね。



さて、就寝です。

シュラフの中で1日を振り返ります。


寝ぼけながら、もしも転生したらアンミカさんだったら、スライムとどっちが刺激的だろう?


・不遇な幼少期
・中学時代のあだ名はカールルイ子
・20歳でパリコレデビュー
・元カレはスパイ


『どちらもマンガだな…。』そんな事を考えながら眠りにつきました。

翌日

昨日の雨が嘘の様な晴天。

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コストコのパンにソーセージをはさんで焼いただけの朝ご飯を食べ
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川へ

第二次川遊びタイムです。

前日の豪雨で、多少増水してたのと、水の濁りはありましたが、それでも充分綺麗でした。

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真夏の陽射しを浴び、川遊びを堪能。
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撤収をほぼ終え、いつもは設営後すぐに食べるカップ麺を、今回は最後に食べました。

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娘に「もう一度川遊びに行くか?」と聞いたところ、『もういい』との事。

若干の淋しさを感じましたが、思い残す事がない事を確認できたので帰宅です。


キャンプ場について

⚫︎今回訪れた【福岡ローマン渓谷オートキャンプ場】は、山奥ではなく比較的開けた場所にあるので行きやすく、買い物もしやすい。

特に、車で5分の所には、食べ頃のフルーツが安く買える 【くりくりの里中津川】があります。


⚫︎人気の高規格キャンプ場なので予約が大変ですが、上手く予約できて天気が良ければ、初心者でも川遊びをするには最適な所です。

アクセスも良く、家族やグループでBBQをしたり川遊びをするという『ザ・キャンプ』をする事ができます。

【川遊び情報のコーナー】

⚫︎臭いもなく綺麗な川でした。
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⚫︎奥に行くと足はつかないし流れは速いけど、流された先がヒザくらいの浅さなので焦らなければ大丈夫。

⚫︎対岸に飛び込むも場所(岩場)もありますが、流れの早い箇所を通過しないと対岸までたどり着けないため子供には厳しそう。
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ただ、手前は子供が遊べる浅い所が広がっているので、小さなお子さんでも楽しめます。
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⚫︎川底はそれほど滑りませんが、小さめの石なのでマリンシューズがないと足の裏が痛い。
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足ツボマッサージを受けてるような痛みを求める人以外はマリンシューズは必須。


⚫︎生き物は、おたまじゃくしや小さな魚がいるくらいです。捕まえている人はいませんでした。


最後に

実は、ここのキャンプ場は、9年前に我が家がキャンプデビューをした思い出の場所でした。

キャンプ経験者の知人に相談してテントやシュラフを買い、持っていたカンタンタープとBBQコンロを車に詰め込んでの初キャンプ。

生後2ヶ月の次女がいたので、キャンプサイトとバンガローの両方を使いました。

夕方から雨が降って大変だったことくらいしか覚えてないし、余裕もなくて写真もほとんど残ってない。

でも、その後ここまでキャンプにのめり込んでいるんだから、相当楽しかったんだと思います。



そんな思い出のキャンプ場に今回は次女と二人で訪れ、前回乳飲み子だった次女が、今回は一人でテントの設営・撤収をしました。


成長した次女と二人で見た花火は最高の思い出となりました。

こういうことがあるからキャンプって最高なんですよね。


【メロンの夢喰い】ができて、ほとんど夢は叶いましたが、【いつか孫ができた時にもう一度三世代で訪れたい】という新しい夢が出来たことを報告して、今回のレポを締めくくりたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



ここまで読んでくれたあなたに耳寄りな情報を…。



実は・・・


イチローは次男】らしいですよ。


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キャンプ世界の童話【赤ピルツちゃん(後編)】

前回の続きです。

前回のお話をまだ読んでない人はこちらからどうぞ。
rakujirou.hatenablog.com


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後編

スキレットのスモアを一口で食べてしまった大女将。
せっかくお母さんが作ってくれたのに台無しです。


しかし

なんだか大女将の様子が変です。

どうやら冷めたスモアを口いっぱいに頬張った事で、スモアが喉に詰まってしまった様です。

大女将
『うゔ…。』

『オヴェ〜。』


赤ピルツちゃん
「ふっふっふっ。」
「大女将だか誰だか知らないが、あなたがおばあさんじゃないなんて、そんな事はお見通しだ!」

「私は赤ピルツちゃん。
ワンポールの様に一本筋が通っている女の子さ!」

「冷めたスモアをそんなに食べれば詰まるに決まってるでしょ?
騙されたフリをして質問する事で時間をかせぎ、冷めたスモアをワザと食べさせたんだよ。」


大女将は苦しそうです。

このままでは大女将が窒息してしまいます。


そこに、狩人がやってきました。

狩人
『大変だ!大女将が死んでしまう。』

狩人は持っていたファイヤブラスターを大女将の口に突っ込んで、詰まっているスモアを吸い込みました。

ジュルジュルと音を立ててスモアが吸われていきました。



大女将
『ゲホッ..』
『た、助かった…。』

『な、なぜ私がおばあさんじゃないって気付いたんだ…。』


赤ピルツちゃん
「だって、靴がちがうから。」

大女将
『靴?』

『靴もちゃんとPatagoniaを履いているじゃないか。』
『だって、今日はたまたまPatagoniaの靴を履いていたんだから…。』


確かに大女将はPatagoniaの靴を履いていました。


赤ピルツちゃん
「それよ!おばあさんはシャツもパンツもPatagoniaだけど、靴だけPatagoniaじゃないのよ。」
「ノーゴニアよ。」


「Patagoniaはもうシューズの製造を辞めたのよ。」
「今ではもうほとんど売っていないわ。」

「だからPatagoniaのシューズを履いている時点であなたは偽物ってわけ。」
「ニセゴニアって事よ。」


大女将
『そんな…。』
パタゴニアがもう靴を作っていないなんて…。』


赤ピルツちゃん
「それとおばあさんが言うには、足元は格安のサンダルで外しを入れるってのがオシャレなんだってさ。」

「昭和の感性は分かんないけどね。」


大女将
『はじめから気付かれていたとは…。完敗じゃ。』


赤ピルツちゃん
「あなたがキャンプのマナー違反を憎む気持ちは分かるわ。」

「だけど、それに対してキャンプ場で嫌がらせをしてたらその人達と同じじゃないの!」

「いや、ワザとやってる時点でマナー違反以下よ。」


大女将
『だって…。』
『キャンプブームが来る前は、こんなにマナー違反なんてなかったんだ。』
『そんな奴らは来なきゃいいって思って当たり前だろ?』


赤ピルツちゃん
「いいこと?」
「キャンプを始めたばかりの人はキャンプのマナーの重要性を知らないだけなの。」


大女将
『そんなはずはない!知ってるはずだよ!』

『これだけブームなんだし、ちゃんとホームページにも書いているんだから!奴らはマナー違反だと分かってやってるんだよ!』


赤ピルツちゃん
「だから言ってるじゃない。」
「キャンプのマナー自体は知ってるのよ。」
「その重要性を知らないの!」

大女将
『重要性?』


赤ピルツちゃん
「確かに、至る所でキャンプのマナーについて言われているから知ってはいる。」

「でも、それを守らなかったらどうなるのかまで想像できないのよ。」

「キャンプで浮かれてしまって、少しくらい夜中に騒いでもいいだろう、とか。」

「慣れないキャンプで時間に追われてて、少しくらい流し台にゴミを流しちゃってもいいだろう、とかね。」

「キャンプ場は静かだから少しの話し声でも気になることや、少しずつのゴミで流し台が詰まってしまうことが想像できないのよ。」



大女将
『そんなの勝手じゃないか!』

『自分の家とは違う事くらい分かるだろ!』


赤ピルツちゃん
「そう。勝手なの。だから良くないわ。」

「でも、何回もキャンプをしていくうちに、自分も逆の立場を経験してマナーの重要性に気付いていくはずなの。」

大女将
『逆の立場を経験して…。』


赤ピルツちゃん
「まあ、私がスキレットを持って走っていたのは悪かったわ。」

「確かに人にぶつかったら危ないものね。逆の立場になって考えると、スキレット持って走ってる人がぶつかってきたらブン殴るかもね。」

「キャンプ場だから良いかなって甘く考えてた所もあったから反省するわ。」

「悪いと思ったら反省する!」

「だって、私は赤ピルツちゃん。ワンポールの様に一本筋が通っている女の子だから!」


大女将
『は、はぁ…。』


赤ピルツちゃん
「そりゃ、中にはホントのにわかキャンパーもいて、ブームだからってウェイウェイやりたいだけの人もいる。」

「その人達は言っても聞かないし、キャンプ場じゃなくてもマナーなんて守らない。」

「でも、そんな人達はほうっておいてもそのうちSNSが炎上したり、内定が取り消されたり、波物語だったりして、社会的に抹殺されるからいいのよ。」

「どうせすぐに飽きてキャンプしなくなるから。」

「あなたが報復してもしなくても同じ。」

「時間の問題よ。」


狩人
『まあ、、そうだな。』


赤ピルツちゃん
ホットサンドメーカーだって、そのうち誰も使わなくなるわよ。」

狩人
『お、おう…。』


大女将
『そ、そうね。』
『確かに、こんな嫌がらせをしてたって、キャンパーのマナーが良くなるわけじゃないわね。』


赤ピルツちゃん
「そうよ。マナー違反を無くしたいなら、キャンプ場にしかできない事があるんじゃないの?」

「せっかくブームでたくさんお客さんがくるんだから、マナーを伝える努力をすれば良いでしょ?」

「伝えてあげても守らない人達には帰ってもらえば良いじゃない。」  

「キャンプ場から言っても聞かないときには、さっさと警察を呼べばいいのよ。」

「それか力也。もしくは竹内力。」

大女将
『そうね。力也か力ね。』
『結局は力がモノを言う世界だものね。』

『これからはそうするわ。』



そうこうするうちに、おばあさんがバンガローから出てきました。


おばあさん
『今誰か、竹内力って言わなかったかい?』
『力さんがいるのかい?』

『おや?なんだ、まきこじゃないか。』
『この人達は誰だい?』

(私は何でバンガローで寝てたんだろう?)


赤ピルツちゃん
「あ、おばあさん。」
「大丈夫?」


おばあさん
『何だか頭や肩の辺りが痛いんだけど…。竹内力の仕業かい?』

『ん?』

『あれ?私は何で服を着てないんだい?』

『おや?その服は私のパタゴニャーじゃないか!』

おばあさんは大女将が履いているパンツと脱ぎ捨てたTシャツを見て言いました。


赤ピルツちゃん
パタゴニアね。」


おばあさん
『返せ!私のパタゴニャャー』

そう言うと、おばあさんは大女将に襲いかかりました。


大女将
『ひぇー』

おばあさんは大女将からパタゴニアを剥ぎ取りました。
ハギトリアです。


おばあさん
『コレは私のてーしゃつ』

『コレは私のズボン。』

『そして、コレも私の靴じゃ!』


大女将
『それは違う・・・。』


赤ピルツちゃん
「まあ、気絶させたんだから、それくらいは慰謝料としてもらっておいても良いかもね。」


大女将
「そんなぁ〜。」
「もう買えないのに・・・。」
 

おばあさん
『よっしゃ〜!パタにゃニアの靴、ゲットー!!』

『コレで完全体じゃ〜!』

『フルゴニアじゃ〜!』


おしまい。


筆者あとがき

久しぶりに書いた【キャンプ世界の童話】でした。
実はコレ、書き始めたのは1年くらい前で、ずっと放置してたものです。

コロナが収まらずにキャンプに行けない日々を過ごす中、ふと、書きかけだった【赤ずきん】を思い出したので続きを書いたんです。


なぜ思い出したのかって?

だって、コロナ禍がなかなか明けないじゃないですか。

明けないコロナ禍…

明かずコロナ…

あかず菌

赤ずきん!!


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キャンプ世界の童話【赤ピルツちゃん(前編)】

赤ずきん(赤ピルツちゃん)

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久しぶりの『キャンプ世界の童話』です。
初めて方もいると思いますが、説明するのも恥ずかしいので、まあ読んでみてください。


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あるところに【赤ピルツちゃん】という女の子がいました。

もちろんアダ名で、本名は【齋藤 薪子(サイトウ マキコ)】という名前でしたが、電話で自分の名前の漢字を伝えるのが面倒なので、改名を狙っていました。


赤ピルツちゃんは家族で高規格キャンプ場に来ていました。


今回のキャンプには、普段はキャンプに同行しないおばあさんも一緒でした。


しかし、おばあさんが『どうしてもテントでは寝られない。戦時中の防空壕を思い出す。』と言ったため、おばあさんだけバンガローに泊まることになりました。


おばあさんは昭和30年生まれなので戦争を知らない世代ですが、戦争を知ったかぶりする面倒な老害だったので、バンガローに追いやることにしたのでした。


ここのキャンプ場はとても広く、おばあさんのバンガローは赤ピルツちゃん達のサイトから歩いて15分もかかるほど離れていました。


お母さんが赤ピルツちゃんに言いました。

お母さん
『まきこ、おばあちゃんがスネてないか見てきておくれ。それと、きっとお腹を空かせてるだろうからコレを持っていっておくれ。』

そう言ってスキレットで作ったスモアを渡しました。
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赤ピルツちゃん
「あ!熱ッ!なんでこんな熱いもの持って歩かなきゃいけないの!」
「それと、まきこって言わないでよ!赤ピルツちゃんって呼べって言ってるじゃん。」


お母さん
『何言ってるの!赤ピルツちゃんって何よ!』
赤ずきんなら見た目から分かるけど、赤ピルツなんてテントなんだから、キャンプしてなきゃ分からないでしょ!』

『それに語呂が悪い!』


赤ピルツちゃん
「うっさい!ババア。齋藤!」


お母さん
『あなたも齋藤でしょうが!それと、苗字を悪口に使うのをやめなさい!私だって嫁いで来て面倒だって思ってるんだから!』


赤ピルツちゃんは仕方なくおばあさんの所に向かう事にしました。



赤ピルツちゃんがキャンプ場の中の森を歩いていると、【狩人】に声をかけられました。


狩人
『お嬢ちゃんそんな物を持ってどこへ行くんだい?』

赤ピルツちゃん
「あら、狩人さん。実は、バンガローのおばあさんの所へこれを持っていってあげるんです…。」


狩人はなぜか手にホットサンドメーカーを持っています。


赤ピルツちゃん
「あっ!(察し)」

赤ピルツちゃんは察しました。

こんなご時世です。

赤ピルツちゃんは怪しい人に関わらない様に走って逃げました。

走り去る赤ピルツちゃんに向かって狩人が叫びます。

狩人
『お〜い!オーカミに気をつけろよ〜!!』


赤ピルツちゃん
(はっ?何言ってんのあいつ。オオカミなんて日本にいるわけないじゃない。)
(絶望的に頭悪いんじゃないの?)



その様子を草かげで見ていたのがこのキャンプ場の【大女将】でした。

狩人は【オオカミ】ではなく、大女将(おおおかみ)に気をつけろと言っていたのです。


大女将はこのキャンプ場の先代の責任者でしたが、息子が結婚して若女将にキャンプ場を乗っ取られたのでした。


大女将は昔ながらのゆったりとしたキャンプ場を好んでおり、昨今のキャンプブームにより増加した【にわか】キャンパー達のマナー違反を憎んでいました。


マナー違反を目にするたびに心を痛め、注意しても注意しても減らないマナー違反により精神的にやられてしまった大女将は、【マナー警察】を気取り、マナー違反をするキャンパー達に危害を加える様になっていたのでした。



大女将
『おやおや、また【にわか】キャンパーの娘があんなに熱いスキレットを持って走っちゃってるよ。』

『ぶつかったら危ないじゃないか。こりゃマナー違反だね。』

『どれどれ懲らしめてやらないとね。』



大女将は赤ピルツちゃんを先回りしておばあさんのバンガローに着くと、おばあさんに当身を食らわせて気絶させてしまいました。

そして、おばあさんの衣服を着て、おばあさんになりすましたのです。

おばあさんは今回のキャンプのために購入したPatagoniaで上下ともキメていました。

大女将
(Patagoniaさえ着ておけば上手く誤魔化せるじゃろ。いちにのきゃんぷさん もPatagoniaは全知全能の神だって言ってたし…。)



そんな事を知らない赤ピルツちゃんがおばあさんのバンガローに着くと、おばあさんに扮した大女将がバンガローの外で椅子に座っていました。


赤ピルツちゃん
「おばあさ〜ん!どう?やってる?」


おばあさん(大女将)
「あら、どうしたの?何をやってるって?」


赤ピルツちゃん
「アレ?おばあさん、どうしたの?」
「何だかいつもと違う気がするけど…。」


おばあさん(大女将)
『えっ?そ、そうかしら?』
『キャンプ場の空気が美味しいからかしらね?ホホホ。』


赤ピルツちゃん
「ふーん、そうなの。」
「まあ、いいや。」


おばあさん(大女将)
(Patagoniaのおかげで上手くなりすませそうじゃわ。)

大女将も昭和30年生まれで、本物のおばあさんと同じカテゴリーに入る老人でした。
Patagoniaにしか目がいかない赤ピルツちゃんは気付かない様です。


赤ピルツちゃん
「そうそう、おばあさんがお腹を空かせてるだろうからって齋藤にコレを持っていけって言われたの。」
「一緒に食べましょ。」


赤ピルツちゃんはスキレットに入ったスモアをおばあさんの前に差し出しました。


おばあさん(大女将)
『そう。齋藤が…。』
(誰だよ齋藤って。知らんがな。)

『何だいコレは?』
『高野豆腐かね?』
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赤ピルツちゃん
「スモアよ。スモア。」
「キャンプのおやつと言えばスモアでしょ?」


赤ピルツちゃん
「ねえねえ、それよりやっぱりおばあさんおかしくない?』
「だって耳が大きくない?」
「おばあさんの耳はどうして大きいの?」


おばあさん(大女将)
(うるさいガキだね。Patagoniaを着てるんだからおばあさんで良いじゃないか。)

『それはね、隣のサイトから真夜中に聞こえて来る恋バナを聞くためさ。』

『それをtwitterで生中継してやるのさ。』


赤ピルツちゃん
「じゃあ、おばあさんの目はどうして大きいの?」

おばあさん(大女将)
(大きいかな?まあ、年齢の割には大きいかな?)

『流し台を綺麗に使わないキャンパーを見逃さないためさ。』


赤ピルツちゃん
『じゃあ、おばあさんの爪はどうしてそんなに鋭いの?』


おばあさん(大女将)
(鋭いかな?最近爪切ってなかったかも…。今夜切るか…。)

「それはね、夜中までうるさいグルキャンのテントを引っ掻くためさ。」


赤ピルツちゃん
「じゃあ、おばあさんの口はどうして大きいの?」
「ねぇ、どうして?」


大女将
(めんどくさいガキだね。もういいや。)

『残念だったね。私は本当はあんたのおばあさんなんかじゃないんだよ。』

大女将は着ていたPatagoniaのTシャツを脱ぎました。


大女将
『私はこのキャンプ場の大女将さ。』
『あんたのおばあさんはバンガローの中で眠ってるよ。』

スキレットを持ってキャンプ場内を歩き回るなんて危険じゃないか。』 

『私はマナー違反は許さない!』

『私の口が大きいのはマナー違反者を懲らしめるためさ!』

そういうと、おばあさんは口を大きく開けて、スキレットいっぱいのスモアを一口で食べてしまいました。


つづく・・・。

赤ピルツちゃんの運命やいかに!

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『はぁ?スモアを食べられたからって何?』って思ってるあなたに押してくれとは言いづらいけど、一応続きが気になるでしょ?

当方としましては、『押してくれないと書かない』と言うこともできなくはないのです。
まあ、書くけども…。
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愛知から行く【連チャン川キャンプ】第二弾 福岡ローマン渓谷AC

連チャン川キャンプ第二弾は…

福岡ローマン渓谷オートキャンプ場

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今回の川キャンプの概要

<キャンプ場>

福岡ローマン渓谷オートキャンプ場

<日程>

2021年 8月1日〜2日

<所在地>

岐阜県中津川市福岡
まぎらわしいけど福岡県じゃなくて岐阜GIFU

モノマネキング神奈月さんの出身県として有名な県ですね。


<川>

付知川
『つけち』と読むみたいです。

<参加メンバー>

またもや次女とのデュオキャン

<意気込み>

前回の川キャンプで川遊びは充分楽しめたけど、川遊びに気を取られて何となく焦っていた。
今回は焦らずにゆっくりと心に余裕を持って、楽しみたい。

そう。叶姉妹のように。


惜しい!

出発

チェックインは15時からなのでかなり遅め

『到着してグズグズしてたらすぐに夕方になっちゃう!』と心配になります。

しかも、チェックアウトが14時までだから、あまり早く行っても前の利用者が居て入れない。

15時ちょうどにチェックインして、急いで支度して川遊びに向かわなきゃ…。

いや、違う!

焦らない、焦らない。


こんな時こそ落ち着くのよ、ミホさん。

昼過ぎまで滞在する事を前提に2日目を川遊びのメインに考えれば、かなり川遊びの時間に余裕がある事になります。


焦らず向かう事に…。

くりくりの里中津川へ

恵那インターを降り、キャンプ場に向かう途中に見かけたくりくりの里中津川
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出来るだけ早く到着したい気持ちもありましたが、焦らないと決めたからには寄り道を選択。


出かけた先での急な寄り道が楽しかったり、記憶に残ったりするものです。

まぁ、中には『がっかり観光スポット』も数多くありますが・・・。



ここはどうか…

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とにかくフルーツが安い!そして美味い!

寄り道正解!
良い所を見つけました。

前回のキャンプではスイカを夢食いしたので、今回は

メ、メ、メ、メロンを購入!

メロンを買うなんて偉くなったもんです。
富豪の一歩手前まできました。


焦らない叶姉妹にはメロンが似合う!



正しくは『カノ』
姉妹じゃなくなっちゃった…。


チェックイン

14時30分頃に着いたときには普通に受付してました。
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売店

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アイスも売ってます。
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受付の待ちは一人だけ。

すんなり自分の番になり、ちょっと拍子抜けした感が…。


心のどこかで【ペラペラチェックイン】を求めている自分に驚きました。

(ペラペラチェックインについては、前回の記事をどうぞ。)

rakujirou.hatenablog.com


ひょっとして川を目の前にして、チェックインでジラされたいのかも…。

ちょっと待たされるくらいがちょうどいいのかも…。


もしかしたら、【TACランドいたどり】はペラペラチェックインでワザとじらしてるのでは?


・・・。


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精神的にはこういう事?


アレもアクティビティだったのか…。

やられました。


さっそく川遊び

チェックイン時間が遅いからと焦ったものの、よく考えれば、真夏の15時なんて余裕で川遊びできる時間です。

サイトに車を移動させ、車内で着替えたら川へ。
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電源なしサイトから


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こんな感じの道を抜けると…

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すぐ川に出ます。
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電源なしサイトは他のサイトに比べて川まで少しありますが、歩いてすぐに往復できるくらいの距離

叶姉妹で言うと、美香さんは歩くけど、恭子さんがギリギリ歩かないくらいの距離)


川岸はこんな感じ
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こっちは高岸



受付で聞いた所によると、前日の雨で多少増水しているとの事。



それでも川は問題なく綺麗でした。 
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先週の川キャンプと同様、おたまじゃくしを探します。

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15時前から2時間近く川遊びができました。

やればできる!


晩御飯

今回は、キャンプ飯の本に載っていた【よだれ鶏】なる物を作りました。
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確かに、よだれを垂らすほど美味しかった!

ただそんな感想よりも、本の通りにメスティンの蓋でラージャン(麻婆豆腐とか作る時の調味料)をごま油で炒めたらとんでもない事に!


水分のある調味料をごま油で炒めたもんだから
油がハネまくり!

タープ内で調理してたから大騒ぎでした。

色んな物が麻婆豆腐臭くなりました。


加えてシーフードパスタも作り
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やっとできた晩御飯を『さて食べようか』という時に



雨が・・・
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どしゃ降りandカミナリ

さっきまで川遊びができるほど晴れていたのに、急に大雨です。

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パラパラ
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ザァーザァーになり
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ゾジャダダ〜ババブドドド〜バリバリバリ〜と降ってきました。


あっという間に水溜り

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ケシュアのリビングタープは雨に弱いんです。


こんな感じでキャノピーを上げていると
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当たり前ですがメッシュから雨が吹き込んできます。
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キャノピーを閉じて横の出入口を使うと、出入りするたびに雨水が大量に流れ落ちてくるのでこの形で使うしかありません。

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遠くでは雷も鳴りだし、車に避難する準備をしました。


果たしてどうなるのか!!?

つづく・・・


次回!
まさかの展開に!


空に響き渡る轟音! 


突然のアレにキャンプ場は騒然!!




次回『キャンプ場で打上げ花火が見えた!』をお楽しみに。


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(もったいぶるかと思いきや、すぐ言っちゃうタイプです。)


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愛知から行く 連チャン川キャンプ第一弾【後編】

前回の続きです。
rakujirou.hatenablog.com

前回のお話

『真の川キャンプとは何か?』その答えを追い求め、川遊びができるキャンプ場であるTACランドいたどりにやってきた楽次郎達一行。

しかし、浮かれポンチでやってきた楽次郎達を待ち受けていたのは『川を甘く見るな!』という看板だった。
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【川を舐めるな!】
【川は危険がいっぱいだ!】
【川に入ると命の保証はないぞ!】
【死にたい奴からかかってこい!】
【お前はもう死んでいる!】
【ここは地獄の一丁目だ!】
【三丁目の中川さん家は改築中だ!】

そう言わんばかりの看板にひるむ楽次郎・・・。


だが、恐れていては何も出来ない。
一歩踏み出す勇気が重要だ。 

そう、ポジティブに考えるんだ!

そう教えてくれたのはアンミカさんだった。


アンミカさんのおかげで楽しく遊べました。
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設営

やっと設営です。

設営前の腹ごしらえに、いつもの様にサクッとカップを食べるためお湯を注ぎます。

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でも、3分間もただ待ってられない…

設営だぁ〜!
(『紅だぁ〜』のテンションで)

合間にズルズルとカップ麺をすすりながらの設営です。
(『ズルズル設営』と命名



今回もケシュアのリビングタープのみ。

最近はこればかり。

寒さや雨には弱いけど、設営は楽だし、これ一つで済むから時短になります。


手軽にお座敷スタイルでリビング兼テントの完成です。
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(この中でダラダラする座敷犬スタイル)


スライドフロア兼用のラックが良い感じに使えました。
早く作れば良かった。
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rakujirou.hatenablog.com

おやつを作って寝る

夕食にはまだ早かったので、おやつに【りんごのパンケーキ】を作ります。

おっさん一人で作ってたら職務質問を受けるメニューです。
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おやつを食べた後は、ハンモックに乗ったりしてまったりとします。
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晩御飯とデザート

晩御飯には、【カレーピラフ】と【鶏肉を玉ねぎと一緒に焼いた何か】
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サイトの色合いは揃えませんが、食事は茶色でコーディネート

鮮やかな茶色が食欲をそそりますね。
えぇ、そそります。


食後のデザートは来る途中に買ったイカ

美濃インターを降りてすぐ目の前にある『スーパーセンターオオクワ』で購入。

なお、買い物はここでしないと、その先にめぼしいお店はありませんのでご注意を。

小ぶりなスイカなので、キャンプの時くらいは夢のある食べ方で食します。
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(夢しかない食べ方)

焚き火

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暑いからといってやらない選択肢はありませんが、焚き火の前に座ってるのが苦痛になってきて直ぐに止めちゃいました。
耐えざる事子犬の如し

翌朝

夜はが降りました。

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手作りのおにやんま君が濡れて、濡れヤンマ君です。

朝ご飯

家で卵と砂糖に付けておいたパンをスキレットで焼きました。

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普通のフレンチトーストです。

キャンプ飯の本によると【かりじゅわフレンチトースト】というらしいですが、食べた感想を料理名にしているだけです。

コレが許されるなら何でも有りです。

パリじゅわソーセージ

熱々びちょびちょアヒージョ

トロトロねちょねちょリゾット

不味そう…。


撤収して再度川遊びに

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サクッと撤収をして、車を管理棟の前まで移動させ、朝から川へ行きました。


またも、おたまじゃくしを捕まえて遊び
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持ち帰ろうかとも考えましたが、妻に怒られそうなので止めておきました。


帰宅

夜の雨で濡れたテントもすぐに乾いていたので、家に帰ってから干す物がなく楽ちんでした。

水着やら着替えは大量に洗濯しましたけどね。


レポは以上です。

川遊び情報【TACランドいたどり】

⚫︎子供が安心して遊べる浅い所から、大人の足がつかない深い所まであります。

⚫︎飛び込んで遊べる岩場もあり。

⚫︎流れはそれほど速くなく、流されるような事はありませんでした。

⚫︎足場はゴロゴロとした石でヌルヌルとすべるので、マリンシューズは必須。

⚫︎少し奥に行くと急に足がつかない深さになる事があるので子供はライフジャケットを着けないと危険。

⚫︎川の中で足場が悪いので大人もライフジャケットや浮き輪などがないと滑って危険です。

⚫︎小魚やおたまじゃくしがいるので捕まえて遊べます。

⚫︎虫はほとんどいません。
時期やサイトにもよるのかもしれませんが、サイトでも川でもアブやブヨは見かけませんでした。
サイトに蚊が少しいるかなってくらいで気にならない程度。

最後に

川遊びは危険がいっぱいで怖いけど、しっかり準備して気を付けて遊べば自然を感じられて楽しい!

自然アンミカさんに感謝して、元気いっぱい遊びましょう!!

※アンミカさんのせいで何の記事だか分からなくなっていますが

次回は 連チャン川キャンプ第二弾

福岡ローマン渓谷オートキャンプ場

お楽しみに!

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愛知県から行く【連チャン川キャンプ】 第一弾

連チャン川キャンプレポ第一弾
(前編)

※次回、後編の記事の最後にTACランドいたどりでの川遊び情報をまとめて書いておきます。

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連チャン川キャンプレポについて

皆さんこんにちは。川キャンプ研究家楽次郎です。

今回からお送りする【連チャン川キャンプレポ】は、普段のキャンプレポとは異なり、キャンプでの川遊びに焦点を絞ってお届けします。

愛知県から気軽に行ける距離にあるキャンプ場をいくつか紹介するので参考にしてみそ
(愛知だけに)

今回の川キャンプの概要

<キャンプ場>
TACランドいたどり

<日程>
2021年7月24日〜25日

<所在地>
岐阜県関市

<川>
板取川

<参加メンバー>
次女(小学4年生)


<意気込み>
超久しぶりの川キャンプだからちょっと不安だけど、私の中のワクワクさんは大盛り上がりで、一人Choo Choo TRAINが止まらない。

到着

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チェックインは13時から。

世の中は不意に訪れた4連休に浮かれ、目的地のTACランドいたどりも全て予約で埋まっている状態。

きっと受付も混雑するはず。

しかも、一泊なので早く行かないと遊ぶ時間がなくなってしまう。

そう考え、早めに出発し12時半に到着



時間前でもチェックインの手続きはやってくれるようで、すでに二人ほど並んでました。

連休で前日からの宿泊者が多かったためか、思ったよりも受付が混雑していなくてひと安心。


『サッサとチェックインを済まして川遊びするぞ〜』と意気込んでいたけど、なかなか順番が回ってきません。

???

なぜでしょう?

ペラペラチェックイン

次の次が私の番。

私の後ろにはアイスクリームを買おうとしている少年が並びます。
チェックインと売店のレジが共通なのです。


あまりに遅いので覗いてみると、受付係のおじさんが、予約台帳の紙をペラペラペラペラめくり、前の前の人の予約の確認をしているようです。


ペラペラペラペラ


ペラペラペラペラ


見つからないようです。



ペラペラペラペラ



ペラペラペラペラ


・・・何度も同じ所を探しています。

(そんなに探して無いなら、もう見つからないんじゃないの?)



ペラペラペラぺ!


どうやら見つかったようです。

どこにあったんでしょう?

逆に、あれだけ探して無かったのに、なぜ見つかったのかが分かりません。


アイスクリームを買おうと私の後ろに並んでいた少年は諦めてどこかに行ってしまったようです。

もしかしたら、アイスクリームと一緒に溶けてしまったのかもしれません…。


次の順番の人はすんなり見つかった様ですが、レンタル品があるようで少し時間がかかっていました。

やっと、私の順番になり受付ができました。

2人しか並んでなかったのにコレだけ待つとすると、行列だったら・・・。

ゾッとします。


※実は、事前にネットで調べて【チェックインに時間がかかる】と知っていました。



ネットの情報によると…

チェックインとアウトの時間制限がゆるく、同じタイミングになるので混雑する。

売店のレジも電話対応も一人でやっているので時間がかかる。

混んでいても急いではくれない。

ワクワクさんは23年間も『つくってあそぼ』をやっていた。

23年の間には、ワクワクさんでもワクワクできない日があった。

(ネットでの調べものは脱線しがち)


『なるほど。こういうことね。』
一人で納得してました。


どんな風にチェックインの手続きをしようがキャンプ場側の自由だし、使わせてもらう立場なので文句はないです。

嫌なら行かなきゃいいんですから。
(ワクワクさんは嫌でも作って遊んでたけど…)


ただ、チェックイン開始の時間はアバウトらしいので、ペラペラを待ちたくなければ早く行くと良いのかもしれません。


いざ川遊び

設営なんて後回し。 

サイトに着くなり水着に着替えて、とにかく川へ。   

私の中のワクワクさんはすでに水着に着替えているのです。

負けてはいられません。


川までは管理棟からすぐ。
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【川への入口にある注意喚起の看板】

(※この看板のすぐ後ろが管理棟なので本当に近い!)


そう。
『川遊びは危険なんだ』と今一度自分にも子供にも言い聞かせます。

自然は突然牙を剥くもの。

発情期の犬と同じです。
(子供の頃噛まれました…。)



事前に調べた通り、川の水はかなり冷たい。

普通に泳いでる子供がいるけど、マジか。


でも川の水は綺麗でした。
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このキャンプ場に着くまでに下流にいくつもキャンプ場があり、そこでも川遊びはできますが、上流の方が綺麗に決まってます。
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水辺でおたまじゃくしを捕まえて遊び。
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水鉄砲で娘に水をかけ続けて怒られ。
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水の冷たさに慣れてきた頃には結構普通に泳げました。

ただ、15時頃からは徐々に日陰になってしまうため、冷たい川に入り続けていると寒くなってきます。

 
さて、そろそろ設営です。


後編につづく…。

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2021夏【愛知から行く】連チャン川キャンプの計画

夏休みと言えば

毎年、長期の【はしごキャンプ】をしていた我が家。

愛知県から 北海道や東北へ1週間ほどの【はしごキャンプ】をしていました。

『各地の観光名所を周り』、『その場所ごとの名物を食べ』、『有名なキャンプ場に泊まる』というのが我が家のはしごキャンプ。

旅行好きなキャンパーが聞いたら腰を抜かすような夢の旅。


私にとって、『このために生きている』と言っても過言ではない一大イベントです。

高校球児でいう甲子園
コスプレーヤーにとってのコスプレサミット
マチャアキにとっての新春かくし芸大会
(なくなっちゃったか…)


ちなみに、北海道へは敦賀から苫小牧までフェリーで渡り、キャンプ場を転々としながら道内を一周するはしごキャンプを二回しました。
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函館市戸井ウォーターパーク)


東北にも二回行き、秋田竿燈まつり青森ねぶた祭り、山形花笠まつりなどの東北の夏祭りを見て周ったり、十和田湖や恐山を巡ったりしました。
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rakujirou.hatenablog.com


もちろんボーナスが吹っ飛ぶくらいお金もかかるし、大変な旅です。


子供2人と犬3匹、猫1匹を連れての真夏のはしごキャンプは過酷極まりない。

計画に何ヶ月もかかり

子供だけでなく自分の体調不良も許されない

トータル1,000キロ以上の車の運転

毎日繰り返す設営と撤収

疲れたときにこそ訪れる夫婦喧嘩の危機


無事に帰ってきた後も疲労で1週間以上廃人と化します。



大変だけど、とても楽しい思い出です。


昨年は

昨年も5月ごろから四万十川へのはしごキャンプを計画していたものの、コロナ禍のため直前でキャンセル


スケジューリングを完璧にし、各キャンプ場の予約も早めに済ましていて、後は出発するだけ…。


それなのに、 コロナのせいで中止。


悲しすぎてしばらく茫然とした苦い記憶。

かくし芸で満点を取れなかったマルシアの様にブチ切れてました。

川での水遊び

昨年はコロナでキャンプは中止したものの、子供の夏休みを充実したものにするために何とか県内での川遊びを敢行。
rakujirou.hatenablog.com


楽しく過ごせたし、子供達は満足してたけど、本当ならば今頃…と悔しさが残りました。


今年こそはキャンプで川遊びがしたい。
思い切り、気が済むまで…。

ただ、今年の夏も予約の時点ではコロナがどうなるか分からなかったので、フェリーの予約なんて怖くてできない。
(ダイヤモンド・プリンセス号の記憶が…)


それに、長期キャンプを計画してて急に緊急事態宣言なんて出されたら対応できない。

だから
遠出は止めて近場。
長期は無理だから単発。


ということで、 今年は単発での川キャンプの計画を立てました。



ただ
長期キャンプに代わる計画なんだから一回や二回では足りないでしょ?


連チャン(毎週)です。

連チャン川キャンプです。


さて、何連チャン行けるでしょうか?

次回から、連チャン川キャンプのレポをお届けする予定です。

第一弾はTACランドいたどり
rakujirou.hatenablog.com

※なお、おふざけキャンプと言いながら、ブログがふざけているだけで、キャンプは真剣にやってるって事を申し添えます。

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知内浜オートキャンプ場レポ 【後編】

前編はこちら
rakujirou.hatenablog.com

電話

ハンモックでくつろいでいる所にかかってきた一本の電話。

急に休んだ職場からの電話だと思った。
何かトラブルがあったのかもしれない。

それとも家からか。
数年前にソロキャンプに出かけた【あの時】の記憶が蘇る。

今回が『ほぼ初めて』のソロキャンプだとすれば、数年前の【あの時】は『本当に初めて』のソロキャンプのチャンスだった。


あの時

数年前、私は意気揚々とキャンプ場へ向かっていた。

今回と同じく滋賀県でのキャンプの予定だった。

子供の用事があったため、私は一人で前乗りしてソロキャンプを楽しみ、翌日妻と子供が合流する計画だった。


名古屋インターから高速に乗り、5分ほど経った時、家から電話がかかってきた。

子供が熱を出したとの報告だった。

自分一人でそのままキャンプ場に向かうという選択肢などなく、次の春日井インターで降りて帰ったのだった。


出発して30分ほどで終わってしまった。
短く切ないソロキャンプの旅だった。

受電

電話が震えているほんの数秒の間に、仕事で起こりうるトラブルの予測と戻らなくてはいけないケースの想定や、【あの時】の悲しい記憶が頭の中を駆け巡る。

それらは電話を取る私の手を止める様に働きかける。


しかし、電話に出ない訳にはいかない。



なぜならば、キャンパーである前に大人なのだから。 


『大人だから』 

『大人でしょ?』

嫌な言葉だ。大嫌いだ。
好きで大人になったわけじゃない。

ピーターパンだけズルいと思う。

ただ、私は自分がピーターパンでもなければ、マイケル・ジャクソンでもない事を知っている。


もし私がピーターパンなら、ソロキャンプ中に職場や家からの電話で「帰って来い」と言われても、『へへん』とか言ってケータイを壁に投げつけて無視するだろう。


もし私がマイケル、いやマイコーなら、電話に激昂し、日本中の高野豆腐を買い占めて琵琶湖に放り投げ、湖の水を全て吸い取る嫌がらせをするだろう。


しかし、私はマイコーではない。ただのピーターパン症候群のおっさんだ。

それが分かっているから電話に出なければならない。


覚悟を決めて恐る恐る電話に出た。


『あ〜もしもし。知内浜キャンプ場の受付ですが、お邪魔してすいません。〇〇さん、どこのサイトにしました?』

相手はキャンプ場の管理人だった。

こちらの覚悟を知らない管理人が明るく話しかけてくる。


『何番のサイトをご利用ですかね?』

「えっ、言われたサイトですけど」

『あぁ、そうですか。どうもお邪魔しました。ごゆっくり。』


電話は切れた。


チェックインの時に、一応サイトの指定はされたが、空いているから好きな所を使って良いと言われていた。

どうやら他の利用者が来たため、私の使っているサイトを確認したかったようだ。


体温計といい、電話といい、頼んでもないアクティビティで驚かせてくれるキャンプ場だ。


 

夕食

一人の夕食は何をどう食べようが自由だ。
マイコーでも俺を止める事はできない。

いや、マイコーなら可能か。

とりあえずマイコーは周囲に居なかったので肉を焼き

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ネギを焼き

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食べた。

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一人で思う存分焚き火を堪能した。

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それでも時間はいくらでもある。

ただ、時間はあってもやる事はない。


ゆるキャン△でリンちゃんがしてる様に本でも持ってくればよかった。


結局、暇を持て余し、Amazon primeビデオで前から気になっていたアニメを一気に観た。


当然の様にカブが欲しくなった。


翌朝

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コーヒーを飲み

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朝食を作って食べる。

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撤収

『ほぼ初めて』のソロキャンプを満喫した。 

大満足だ。

琵琶湖の景色が名残惜しいが撤収の時間だ。

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ソロキャンプの道具をハイエースに積み込むのだから、どうやって載せたって載る。


オーバースペックも甚だしく、少し人の目が気になる。
(ソロなのにスゴイ荷物だし、ハイエースかよって思われてるんじゃないか?)


しかし、のび太ドラえもんを所有してるのに比べればマシだし、ライオンはウサギを狩るにも全力を尽くすという。

全力を尽くさない大西ライオンにはなるまい。



ただ、やはりハイエースをはじめとした私の装備はファミキャンにこそ活きる。

今度は家族と来ることを心に決めて帰路についた。


エピローグ 『煎餅』

キャンプの神の意思にしたがって出かけたキャンプだった。


でも、本当にそうか?

思い返してみると、あの時『行けば良いじゃん』と言ったのは妻だったのではないか?

いや、絶対に妻だ。

自分の意思では決められなかった平日のソロキャンプ。激しく背中を押してくれたのは妻だったのだ。


子供達には何も言わずに出かけたため、いつも一緒にデュオキャンしている次女が『置いていかれた』と怒っているらしい。



そうだ。家族にお土産を買って行こう。


帰りに高速のサービスエリアでエビ煎餅のお土産を買った。



しかし、数日経っても、そのお土産には誰も手をつけていなかった。


おしまい。


※今回の【高野豆腐】に関する記述は、えびかにさんYama campさんのアドバイスによるものです。
流石に人気のあるキャンプブログを書いている方達です。発想が違いますね。

ありがとうございました。

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知内浜オートキャンプ場レポ【湖畔でハンモックに揺られた男の話】

(注意)今回の『おふざけキャンプ】は作者の気まぐれにより、いつもとは趣向を変えてお送りします。

プロローグ『ハンモック』

それにしても天気が良い。

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目の前に広がる琵琶湖。

周りには誰も居ない。

最高だ。

私は平日に一人、琵琶湖の湖畔でハンモックに揺られていたのだ。


神の意思に従っただけの男

5月25日 

いつもの時間に目覚まし時計が嫌な音を立てる。

自分でセットしたにもかかわらずイライラする。

仕事へ向かう準備をした。


火曜日だった。

いったい火曜日のどこが【火】なんだ。週の2日目に燃え盛る火の要素なんて何もない。

火曜日にしてすでに燃えカスとなりつつある私は憂鬱な気分で仕事に向かう。


今日もいつもと同じ毎日。
長時間通勤電車に揺られ、いつもと同じ仕事をして、また長時間電車に揺られて帰ってくる。

そのはずだった。

「こんな晴れた日にはキャンプに行きたい。」
私はボソボソと呟いた。

何気なく呟いただけだった。

暑くもなく、寒くもない、穏やかな日差し。

まさに、キャンプの神様が用意したかのようなキャンプ日和だったからだ。


【行けばいいじゃん。】

(えっ?誰?)

【行きたかったら行けばいいじゃん。】


確かに聞こえる。

これは…

神の声に違いない。


キャンパーならばこれに逆らうことはできない。
だって、きっとキャンプの神の声なのだから。


そこからの準備は早かった。

電話をして仕事を休んだ。

職場には「すいません。今日と明日休みます。」とだけ伝えた。
有給休暇を取るのに理由を言う必要はないし、『キャンプの神が…』などと言ったら、無駄に職場がザワつくだけだ。


すぐに前から行ってみたかったキャンプ場を予約した。


大急ぎで荷物を準備した。

キャンプ飯のレシピ本をめくり、夜と翌朝のメニューを考えた。

時々顔がニヤける。

メモ帳に必要な食材を書き出し、車に乗り込んで琵琶湖に向かった。

頭痛

少し頭が痛い。

意気揚々と車に乗り込んだものの、頭痛がするような気がする。

ズンズンと鈍い感じ。

こんなご時世だ。体調が悪いならばキャンプに行くべきではない。

だが、少し頭が痛いだけで他に不調はない。


迷った。

帰るべきかもしれない…。

ただ、今回はキャンプの神のお告げによるキャンプだ。
神の御加護があるはず。体調が悪くなるなんてある訳がない。

もしもこれ以上体調が悪くなるようなら中止して帰ればいい。

とにかく向かってみようと決めた。

管理棟

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2時間ほどで目的地の【知内浜オートキャンプ場】に到着した。


管理棟の入口に自動で体温測定できる機械が置いてあった。
画面に顔を近づけると体温が表示されるが、大抵は思ったよりも低く出るアレだ。


測ってみた。

『ビー!ビー!ビー!ビー!』

けたたましい警告音が鳴り、画面が赤く光る。
表示された体温は40度。

(えっ?40度?そんなに?)

頭はもう痛くなかった。
ひょっとして、かなり悪化して感覚が麻痺しているのか?


でも何ともない気がするけど…。

「す、すみませーん!」
受付の人に声をかけた。

「あの、コレ40度って出たんですけど・・・。」

『ああ、それね。日なたに置いておくと出ちゃうんだよ。』

(じゃあ、意味ないじゃん。)

そんなわけで、何事もなくチェックイン。

料金はソロキャンプ割引でも4,000円。

かなり高い。

普段からサイト代金を気にする方ではないが、そんな私でも高過ぎると思う。

ただ、今回は特別だ。

【お金で買えない価値】をお金で買えるなら安いものだと考えよう。

いや、お金で買えない価値を買うというのはおかしいのではないか?買えないのに買うとは何だろう。

お金で買えないのに安いというのもおかしい。


忘れよう。忘れるのは得意だ。


サイトにて

人気の【北浜サイト】を希望した。
ここは目の前が琵琶湖という絶好のロケーションだ。

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ネイチャートーンズのサイドアップボックス&テーブルだけを車から降ろし、まずは昼ご飯だ。

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仕事へ行く予定だったため、用意してあった弁当を食べた。 

いつもは職場で一人寂しく食べている弁当も、場所が違えばこんなにも気分がいいものか。

しかも、時間を気にせずにゆっくりと昼食を取れるとは、なんて贅沢な時間だろうか。

自由だ。

今の私は、まるで老夫婦に飼われているチワワ並みに自由なのだ。

謎の老人

(さて、昼飯も食ったし何しようか…。設営なんていつでもできるしな…。)

そう思っていた私に、一人の老人が近づいてきた。

歳は70代だろうか?【お爺さん】と言って間違いない年齢だった。

ゲートボールがよく似合い、藤あや子をこよなく愛していそうな感じだった。

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(画像はイメージです。)


私は身構えた。
こんなご時世だ。県外ナンバーを見て文句を言われるのではないか?


『一人?』
お爺さんが声をかけてきた。

「ええ。」
私は答える。


『今日はここで寝るの?』

「はい。そうですけど。」

『私ねぇ。今日あっちの方で朝から釣りしてたんだけどね、今からどうしようかと思って。』

「はぁ。」

『私もテントは持ってるんだよ。ここのキャンプ場は一泊いくらなの?』

「ソロだと4,000円です。」

『高いな』

「そうですね。」

『あんた、お酒飲む人?』

『夜、一緒にどう?』

「僕、あまりお酒は飲まないんで。」

『じゃあ、隣で一人で飲んでても悪いかなぁ?』

「あの、一人になりたくて来たんで。すみません。」

『はははっ。ああ、そっかそっか。』

笑いながら老人は去って行った。


どうやら飲み仲間を探していたようだ。

ほぼ初めてのソロキャンプ。
見知らぬ人と飲み明かすのも悪くはない。

でも、こんなご時世だからハッキリとお断りした。


いや嘘だ。こんなご時世じゃなくても断るだろう。

そもそも普段から昼ご飯を一人で食べてるような私が見知らぬ人と楽しく過ごせる訳がない。

私は人見知りだし友達もいないのだ。


それにしても、まさかあの年齢でソロキャンパーだとは思わなかった。

【キャンプに年齢は関係ない。】
常日頃からそう思っていたはずだった。

しかし、どこかで高齢のソロキャンパーなんていないと思い込んでいた自分がいたのだ。

私は軽いショックを覚えた。

それは、アフリカに野生のラクダがほとんどいないのを知った時の感覚に似ていた。

設営

(ハンモックでも出そうか。)

とりあえず、ハンモックだけ設置してビールを飲んだ。

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テントとタープを両方設営するのが面倒なので、ケシュアのリビングタープのみにした。

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最近買ったシェルフコンテナや、くるりんぱストレージボックスなどの箱物を降ろすだけでほぼ設営が終わる。

あっという間だ。

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ソロにしては荷物が多いが、設営時間は普通のソロ並みだなと一人納得する。

突然の電話


やる事がない。

ハンモックでウトウトしていた。 

やる事がないのも良いものだ。

いつものキャンプなら、設営が終わると子供と遊んだり、犬を散歩に連れて行ったりと、ゆっくりくつろぐ事なんてなかった。  

あまりにもゆっくりする事ができなくて、『イスを捨てようか』と真剣に悩んだ時期もあったが、こんな日が来るとはと感慨深い。


ソロキャンの人は毎回こうなのか。

極めて贅沢な時間だ。
しかも、平日に仕事を休んでキャンプをしている。

優越感と罪悪感を交互に味わう。

気持ちの揺れにシンクロするようにハンモックが左右に緩く揺れる。

何とも不思議な感覚だが悪くない。



突然、机の上の電話のバイブが震えた。
   
夢見ごごちの時間から一瞬で現実に引き戻される。

(ヤバい。職場からか?何かトラブルでもあったのかもしれない…。)

私は恐る恐る電話に出た。



後編へ続く。

rakujirou.hatenablog.com


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今回の記事だけ見たら『なんだかイキったブログだな』って思われそうですが、普段は【少しだけくだけた記事】を書いてるので、そちらもよろしくお願いします。


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続:学ぼう!キャンプ憲法(第二限目)

皆さん、こんにちは。講師のシバラレールです。
前回の講義が一部地域で好評な事に驚いています。


前回の復習がまだの人はこちらからどうぞ。
rakujirou.hatenablog.com


それではさっそく後半の条文についての講義を行います。


教科書92ページからです。
教科書がない人はオートキャンプ場ガイドでも開いておいてください。


第六条 生存権

すべてキャンパーは、健康で文化的な最低限度のキャンプを営む権利を有する。

私も所属するキャンプ学会では、この条文の『健康で文化的な最低限度』が何を意味するのかについて様々な説が提唱されています。

通説は【少なくとも月に一回はキャンプをすることをいう】としていますが、私は違います。


回数だけで良いのでしょうか?

その一回が雨ばかりだったら健康的なキャンプと言えますか?

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(雨キャンプばかりでおかしくなった人)


新しくギアを買ったばかりの人がすぐにキャンプに行けなくても文化的な最低限度と言えますか?


様々な事情に応じて、きめ細やかな対応をしていくためには、詳細な社会保障を法律で定めるべきだと考えています。

皆さんも、今後の国会の動きに注目してください。

キャンパーの事はキャンパー自らの手で決めていくのです。

有名な言葉で
【あなたの貴重なペグをどこに打ち込むか、それはあなた自身が決めることだ。】というものがありますが、まさにその通りですね。

なお、この言葉を言ったのは、キャンプ民権運動の父と言われる【板垣退助です。

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(お札にもなった数少ないキャンパーの一人です。髭がガイロープ を意識しているのがオシャレですよね。)


板垣退助と言えば、暗殺未遂事件の際に「板垣死すともキャンプは死せず ランタンに灯る自由の炎は決して消えない。」の言葉で有名ですね。

ちなみに、この言葉を聞いた当時の人々は一瞬感動しましたが、事件の翌年に当たる1893年にドイツで灯油ランタンのオリジナルブランドFEUERHAND(フュアハンド)が誕生し、人々は本当に嵐の中でも消えないハリケーンランタンの方に夢中になっていたそうです。

板垣退助、なんか可哀想ですね。

第七条 勤労の義務

すべてキャンパーは、勤労の権利を有し、義務を負ふ。

【義務】と聞くと、嫌なイメージがありますよね。

確かに、権利の対義語は義務です。

権利を主張するには義務が伴うものです。
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ただ、この条文を【キャンパーも働かないといけない】と消極的に捉える必要はありません。

私はこの条文を積極的に捉えています。

この条文は【ちゃんと義務を履行した者は、『働いているんだからキャンプくらい好きにしても良いだろ!』と言う権利がある】ということを保障しているのです。


【週5で仕事したらキャンプに行ける】という想いで毎週乗り切り、週末は浮かれるのです。


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華金に浮かれる夫婦)

第八条 自白強要の禁止と自白の証拠能力の限界

何人も、ポチったキャンプギアが送達された際に、家族から自己に不利益な供述を強要されない。

2 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。

3 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、キャンプ禁止とされ、又は不当な家事を科せられない。

家族と同居しているキャンパーにとって重要な条項となっています。

家族に内緒でギアをポチることってあるじゃないですか。
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本来ならちゃんと相談するべきだから、確かに良い事ではありませんね。

後で頃合いを見て言おうと思っていたのに、予定より速く、自分の留守中に荷物が届いてしまって焦るって事、よくありますよね。


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(仕事から帰ったらAmazonでポチったギアが届いていて、それを妻が眺めている様子を描いた絵画 邦名『コレ何?』)


でも、誰もが聖人君子じゃないんです。

やってしまう事はあります。

勝手にポチったのは誰の目にも明らか。
この条文はそんな時でも【しらばっくれる権利】を保障しているのです。


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(責め立てる妻 しらばっくれる夫:イメージ画)

また、2項、3項では、長期間の家庭内尋問による自白の証拠能力を否定し、仮に自白した場合でも、それだけでは罪に問われない事を規定しています。

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(昭和初期の一般的な家庭内尋問の様子)


尋問による自白だけでは冤罪を産む危険性がありますからね。

第九条 費用の支出及び債務負担の要件

キャンプ費を支出し、又はキャンプギアの支払い債務を負担するには、脳内の議決にのみ基く。

先程の第八条を補完する条文です。 

世の中には、悲しいかな、非キャンパーの家族を持っている方もいます。

この条項は、非キャンパー達が法律で“キャンプ費の支出の際に家族の了承を必要とする”と定める事を明確に禁止しているのです。
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(平成初期、非キャンパー達による法律制定を求める運動:通称【勝手に買うな運動】)


この条文のおかげで、各キャンパーは、自分の頭の中の脳内議決さえ得ればキャンプ費用を支出して良いことになります。

「使った事がないギア」や、「やった事がないアクティビティの道具」を買うのには、家族の了承は得られにくいもの。

たとえ勝手に買ったとしても、ちゃんと使えたり、楽しく遊べるなら事後承認が得られるはずなんです。

キャンパーだって馬鹿じゃない。
際限なくお金使う人なんていませんよね?

新しいギアが出たり、流行っているアクティビティだからって、考えもせずに飛びつくわけじゃないはずです。

そうですよね?ね?

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(最新のアクティビティ『棍棒ジャンプ』に興じる男性達)

これはグルキャンでやったら盛り上がる事間違いなし最新アクティビティ『棍棒ジャンプ』です。

棍棒があればどこでもできるのでお手軽だし、あまり費用がかからないのでオススメです。

スラックライン、SUP、モルックの次はこれで間違いなし!

第十条 予備費の支出

予見し難いキャンプ費用の不足に充てるため、予備費を設け、支出することができる。

キャンプって思ったよりお金がかかりますよね?

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キャンプ場ではサイト代以外にも、薪代、ゴミ処理代、アクティビティ代がかかるし、

キャンプ場までの高速道路代、ガソリン代も馬鹿になりません。

キャンプ費用は月にコレくらい、と決めておいてもどうしてもオーバーしてしまいますよね。

特に、【欲しかったけど入荷待ちだったギア】が急に売ってるのを発見したときなんて、どうしようもないじゃないですか?

そんな時のためにこの条項は、予備費を設けること、そしてさらに、ためらわずに買えるように支出についてもちゃんと規定してくれているのです。



私はこの条文が一番好きなんです。

本当にキャンプ憲法ってキャンパーの事を考えて作られているなぁと感心します。

アメリGHQによる押し付け憲法と揶揄される事もありますが、この条文を見ると、戦後日本のキャンパー達が自ら制定したのだと思えてなりません。
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日本人はどうしても、『ルールだから』『決まっているから』と、一度決めた事を変更するのを嫌ったり、予定通り行かない事を嫌がる気質があります。

でも、キャンプって思い通りにいかないもんじゃないですか?
失敗するのが当たり前ですよね?

かのアインシュタインも言ってます。
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"失敗したことのない人間というのは、キャンプをしたことのない人間である。知らんけど。"って。


大事なのって失敗にめげずに、臨機応変に対応する力だと思うんです。

この条文は、キャンプの本質を予備費という財政的な観点から教えてくれているんだと思います。

思い通りにいかないのが当たり前、対応を準備しておくのが大事だと教えてくれているのではないでしょうか?


こんな点からも、アメリカ人とは違う日本人の国民性をちゃんと理解した上で、しっかりと議論して作られた憲法だと思うわけです。

最後に

さて、コレで全てのキャンプ憲法の条文についての解説が終わりました。

駆け足でお伝えしたため、キャンプ憲法の大筋のみとなりましたが、キャンプをする上で大事な点は伝えられたと思います。

あとは、日々、ご自身でキャンプ憲法について学んでいく事がキャンパーの務めです。

それでは良いキャンプライフを。

Have a nice camp



筆者あとがき

【キャンプ〇〇シリーズ】を久々に書いてみました。
楽しんでいただけましたか?

当ブログでは、キャンプ好きが何でもキャンプにからめて【ふざける】ことをモットーにしています。
なお、ブログではふざけていますが、キャンプ自体は真面目にやってます。


今回のキャンプ憲法では無料画像を探すのが大変だったけど、書いてて面白かったんで、今度は、キャンプでのマナー違反について罰則を規定する【キャンプ刑法】を書こうかと考えています。

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学ぼう!キャンプ憲法

キャンプ憲法を知ってる?

日本国憲法は知らなくても、キャンパーならキャンプ憲法くらいは知っておかないと恥をかくことがありますよね。
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最近では、約70%の人がキャンプ憲法を通信講座で勉強してからキャンプを始めているそうです。

でも、逆に言うと、約30%の人はキャンプ憲法をちゃんと学んでいないって事です。


そこで今回は、そんな方のためにキャンプ憲法の講義をします

『そんなの進研ゼミでやったから知ってるよ』という方も、今一度、キャンプ憲法をおさらいしておきましょう。

講師紹介

今回の講義では特別に、アリソナ大学キャンプ憲法学の主任教授 シバラレルーナ・シバラレールさんに解説してもらいます。

シバラレールさんは、アメリカ人でありながらも、日本人の奥様から日本のキャンプ、特にキャンプ史を研究するように強く求められた結果、仕方なく日本のキャンプ憲法史の専門家となった方です。

研究内容は、日本におけるアメリカ(主にColeman)統治下から現代に至るまでのキャンプ史だそうで、一身上の都合からOGAWAのテントのみを愛用しているそうです。
(色々縛りがあって大変そうですね。)


それでは講義開始です。

Let's study キャンプ憲法


第一条 キャンパー主権

すべて主権はキャンパーにあり、この憲法がキャンパーに保障する自由及び権利は、キャンパーの不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、キャンパーは、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

キャンプ憲法の根幹となる条文ですね。

いつ、誰と、どこで、どんなキャンプをするか、いわゆる『キャンプ権』をキャンパー自身が有する事を高らかに謳っています。

かつてキャンプは一部の上級国民のみに許された遊びであり、庶民には高嶺の花でした。


キャンプをするにも政府の許可が必要だった暗黒の時代

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昭和10年代:無許可でキャンプをして連行される若者】


多くの血と引き換えに我々が手にした【キャンプ権】を、濫用する事なく責任を持って大切にしていかなければいけませんね。


第二条 キャンプ歴等による圧力の放棄

正義と秩序を基調とするキャンプ場の平和を誠実に希求し、常連キャンパーによる押し付けと、ベテランキャンパーによる威嚇又は長いキャンプ歴を背景としたキャンプ論の行使は、サイト間紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2前項の目的を達するため、海外製ギア、抽選でしか買えないギア、高額ギアその他の戦力はこれを保持しない。


初めて行ったキャンプ場で、我が物顔の常連キャンパー達が自分達で勝手にルールを作り、押し付けてきたら嫌ですよね。

また、わざと聞こえるようにあなたのギアの悪口を言ったり、オシャレなギアでマウントを取ってくるベテランキャンパーがいたらキャンプが台無し。

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【ベテランキャンパーに囲まれ、罵倒されている初心者キャンパー(イメージ)】

さも自分達の方が偉いんだという態度で、フリーサイトの場所取りをするなんて許されません。

第1項では、平和なキャンプの実現のため、これらの行為による争いを禁止しています。



そして第2項では、ギアは争いの手段ではない事を定めています。

珍しいギアや高額なギアを持っているとしても、自分のキャンプの為だけに使わなければならない事を、念のために定めているのです。

最近の学会では、この条項を改正して、転売ヤーからじゃなくてもレア商品を買える権利を保障しようとの動きがあります。
改正には国民投票が必要ですが、何とか改正して欲しいものです。

第三条 たけだバーベキューの国事行為

たけだバーベキューのキャンプに関するすべての国事行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その味に責任を負ふ。

 

たけだバーベキューさんのキャンプ飯は、テレビでも絶賛されています。
ただ、その影響力の大きさから国事行為とされており、勝手にキャンプ飯を作ってはいけないことになっています。

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(たけだ氏のキャンプ飯に群がる人達)



キャンパー主権を維持するため、内閣を通してキャンパーの意思の元に置かれているのです。

もちろん、『ナイスバーベ!』と言うにも内閣の助言と承認が必要です。


後段では、その味に内閣が責任を負うと規定されていますが、政府は美味しいときだけ手柄を横取りし、いまいちな時には、たけだ氏のせいにしがちなため、文字通り『美味しいとこ取り』と批判される条文になっています。

キャンプ飯のカリスマも大変ですね。
 
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【先日のテレビ収録で、勝手に『ナイスバーベ』と言ってしまい叩かれるたけだ氏(中央)】


第四条 キャンパーの要件・キャンプの定義

キャンパーの要件は法律で定めるが、キャンプの定義は定めてはならない。

後段が重要です。
『何をキャンプとするか』はそれぞれキャンパーの自由です。

デイキャンプはキャンプじゃない」とか、「電源サイトなんて邪道だ」という前時代的な思想を排除しているのです。

過去には…
与党であるオイルランタン党によるLEDランタンの迫害
一部のメスティン至上主義者による電子ジャー炊飯の差別
ブッシュクラフター達によるホワイトクリスマス・グランピング占領事件など、おぞましい事件がありました。



第五条 平等主義

すべてキャンパーは、焚き火の前では平等であつて、キャンプ歴、キャンプスタイル、持ってるギア、SNSのフォロワー数又はメタルマッチによる火起こしの成否により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

キャンパーは皆平等というのは当たり前のことです。
『メタルマッチで火起こししたから偉い』とか、『着火材を使うとダメ』なんてことはありません。

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【着火材を使っただけで襲われる素人キャンパー】



『無骨』スタイルがカッコいいのはそれがトレンドだから
唯一の価値観ではありません。

また、フォロワーの数とキャンパーの質に関係性はありません。

皆、焚き火の前では無力であり、平等なのです。

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【焚き火と宇宙人の前では無力な様子】


さて、そろそろ時間になりましたので、今回はここまでにします。

次回の講義は第6条から第10条についてです。

今回の復習だけでなく、しっかりと予習をしておいてください。

それではまた来週。

Have a nice camp

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rakujirou.hatenablog.com

ハイエースの簡易式スライドフロア兼ラックのDIY

きっかけ

我が家のハイエースはキャンピングカー仕様のため、荷台にベッド兼棚があります。
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(クッションだらけ…)

荷台の高さを有効に使えるため、キャンプ用品の積載に便利なんですが、一番下の段の奥の方に入れた荷物を取り出すのが大変なんです。

多分、ベッドキットをつけてる人も同じ悩みがあるはず。

そんな人のためにハイエース用のスライドフロアなる物が市販されているのですが、当然お値段はお高い。

なんと、20マン越え!


当然、キャンプ用品を積むためだけに払える金額ではありません。


しかも、我が家のハイエースにはサイドに棚が付いているため取付不可!
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こうなったら…

そう、自作です!

簡易式で十分

市販されている様な立派な物は作れないし、ど素人にYouTubeで見るような立派な自作のスライドフロアを作れるわけがない。

それに、キャンプ用品を載せるだけだから、とりあえず奥の方の荷物が取りやすくなればいい。


そこで、板を滑らせるだけの簡易式スライドフロア(もどき)を作ってみました。

せっかくなので2WAY

でも、どうせ板を使うなら、その板を他にも活かせないか?

つまり2WAYってやつ。


そこで考えたのが、スライドさせる板をテキーラレッグに渡してラックやテーブルにする事でした。


完成品

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ホントに板を敷いただけです。

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【工夫その1】左右の分割

スライドフロアを左右2つに分割することで、別々にスライドさせる事ができます。

別々にスライドする事で、手前の荷物を全部降さなくても、寄せておけばどちらか片方だけで引き出せるようにしました。
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右側には、キャンプ場ですぐには使わないキッチン用品などを入れたシェルフコンテナ2つと、くるりんぱストレージボックスを載せて奥に積載します。

左側はデカいテントでも載せる予定。

【工夫その2】ラック兼テーブル

分割した板をテキーラレッグに渡してラック(テーブル)に早変わり。
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【工夫その3】 切り込み

左右の大きさを均等にせず、大きい方の天板を上にしてキッチンの作業台したい。
テキーラレッグに入らない大きさなので、天板に切り込みを入れました。

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切り込みを入れれば、板の幅がテキーラレッグよりも大きくても固定できます。
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作り方

❶お清め
出ました!恒例のお清めの儀式です。

でも、今回作るのは【ただの板】。
「こんなのがDIYって言えるの?」「お清めなんていらないんじゃないの?」って、思う人もいるのではないでしょうか?

そう考えてしまうのが、お清め素人。

『ちょっとした工作だから』
『板を切るだけだから』
『すぐ終わるから』
『後でやろうと思っていたのに言われたからやる気がなくなった。』

そう言ってお清めをサボってDIYをした結果、二度とDIYのできない身体になってしまった人を少なくとも500万人は知っています。

黙ってお清めをしておいてください。


さて、お清めの方法ですが、具体的にはやっぱりです。

材料の板に塩をすり込む様に塗りたくると良いと思います。

なお、荒めの塩で擦ることでサンドペーパーの代わりなるような錯覚を起こしますが気のせいですよ。


❷塩の拭き取り
お清めで塗り込んだ塩を丁寧に拭き取ってください。
塩が付いたままだとベタベタするし、板が塩辛くなってしまいます。

拭き取っているときに、『オレ、何で塩なんて塗っちゃったんだろ?』って疑問が浮かぶと思いますが、よく言うじゃないですか?『騙される方が悪い』って。


❸肉の解凍
今晩は何を食べますか?明日の献立は考えましたか?
冷凍庫でお肉が冷凍されているんじゃないですか?
今のうちに解凍しておかないと、直前でレンジで温めないといけなくなりますよ。

ただでさえ忘れやすいのに、DIYの作業入ったら肉の解凍なんて夢のまた夢です。


❹作業開始
さあ、やっと作業開始です。

新しい板を買ってきてください。
板を荷台のサイズに合わせてのカットします。

【塩を塗った板があるじゃないか?】って思ったあなた!

そんな塩辛い板を使うわけないじゃないですか。常識がないにも程がありますよ。

さっきも言いましたよ。『騙される方が悪い』って。


さあ、板を買ってきて、フロアを滑らせるための工夫をしたらいよいよ完成間近ですよ。


❺お風呂
完成前に一度お風呂に入ってください。
『えっ?なんで?』と思うでしょうが、DIYの達人たちは、完成前にこぞってお風呂に入るのです。

えぇ、こぞります。

ゆっくりと湯船に浸かり、落ち着いて考えるのです。

・本当に完成でいいのか?

・もっと工夫すればさらに良いものになるんじゃないか?

・何で塩なんて塗ってしまったんだろうか?

・あれ?今日の献立は何がいいんだろうか?

・それにしても、小泉進次郎は何が言いたいんだ?

・そうだっ!天ぷら油を毎回変えてたら油がもったいないから使い回しのためのポットとフィルターを買おう!

でも、フィルター買うのが面倒で使わなくなるんじゃないかなぁ?


答えは簡単には出ません。
そろそろ頭がボーッとしてきたようなので、お風呂から上がってください。


❻完成
完成させれば完成です。
つまり、完成をさせたければ完成させなければならないって事なんです。
(進次郎をひきずってるようです。)


※ズバリ言います!ここまで読んだ方は、むしろこの後の本当の手順に興味がない人に違いない!

本当の手順

やっと長いおふざけが終わりました。本当の手順です。

⓪材料・工具の準備

材料
⚪︎板 ベニア板
1820×910×15mm

⚪︎塗料(ブライワックス)

⚪︎テキーラレッグM


<工具>
⚪︎ノコギリ
⚪︎ヤスリ
⚪︎サンドペーパー
⚪︎ 波釘(必要に応じて)

①天板の結合

ベニア板を560mm×1000mmと440mm×1200mmの大きさになるようにホームセンターでカットしてもらいました。
※当然ですが、荷台の大きさに合わせます。棚にしたときの長さも考えて決めました。

このとき、一枚のベニア板の大きさが1820×910mmなので、560×1000mmと440×1200mmの板を取れません。ベニア板が2枚必要になってしまいます。


でも、そんなのもったいない。

そこで、460×1000mmと、100×1000mmの二枚の板を切り出し、浪釘で横向きにくっつけました。 
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こんな釘です。
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本当は断面に打つらしいけど、ガッチリと固定できました。
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見た目は悪いけど、所詮スライドフロアなんだから気にしない。

テーブルにしたときに目立つけど、ちっさい事は気にしないワカチコ(若稚子)なんで。

②ヤスリがけ

板にサンドペーパーをかけます。

ツルツル滑らせるので、ツルツルにすると良いのかもしれませんが、体力がもたないので適当な所で止めておきます。
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③持ち手と切り込みの作成

フロアを引き出すのに、持ち手がないと引き出しにくいため、板に穴を開けて、そこに手をかけられる様にします。
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次に、アイアンレッグ用の切り込みを入れます。

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天板のサイズはハイエースの荷台のサイズに合わせているので、アイアンレッグの幅に合いません。


テキーラレッグの幅で切り込みを入れます。 切り込みを入れすぎると板が折れそうなので、15cmほどにしておきます。

④塗装

何でもブライワックスさえ塗っておけばオシャレになると信じているので、とりあえず塗っときます。

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ただ、ブライワックスは色移りしやすいため、本当は別の塗料の方が望ましいと思います。

色移りが嫌なので、目につく上側だけ塗って、裏面はそのままにしました。

塗った面の余分な塗料を丁寧に拭き取っておきましょう。

⑤ストッパーを付ける

荷台で荷物を載せた状態で引き出すときに、荷物が滑って奥に行かないようにするためストッパーをつけました。
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この上には、シェルフコンテナを載せるつもりなので、小さなストッパーで引っかかると思い、この程度にしました。

この大きさならテキーラレッグに差し込むときにもストッパーが邪魔になりません。

⑥完成

完成です。
さっそく荷台に置いてみると
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肝心の滑りですが…

荷物を置いて滑らせてみました。

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キャンプで使う物が入った状態なのでかなり重くなっていますが、何とか引き出せました。

これ以上重いと滑らないかもしれませんが、キャンプの設営と撤収の時にしか使わないので合格とします。


おや?
『普段からブログで滑りまくっているから滑るのは得意だろ?』って声が聞こえてきましたよ。

誰ですか?そんな事言ってる人は?

私は一人で滑っているわけじゃありません。
私が滑る事ができるのは家族や応援してくれてる周囲の皆さんのおかげです。
いつも滑るたびに皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

冬季オリンピック選手並みの心持ちでいます。

棚として

2WAYのもう一方、棚にしてみました。

切り込みにアイアンレッグを差し込みます。

長い方の板は下段に渡すと2段の棚になります。
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失敗点

よく見ると分かりますが、天板に小さな板を挟んでいます。
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ベニア板を買うときにケチって薄い板(15mm)を買ったので、そのままだとテキーラレッグに差し込んで固定するときに脚が広がりすぎてしまうのです。
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これでは高さも低いし、下段に板が渡せない。

(下段の幅が1300mm弱なので、下段の天板の長さを1300mmにしておけば渡せたけど…。)


調整のため、厚さ5mmほどの板をかませています。

初めから18mm以上の厚いベニア板を使っていれば、こんな調整は不要でした。

でも、スライドフロアをそんなに分厚くしたくなかったし、厚みが倍になれば重さも倍になるので、これくらいは我慢します。

まとめ

今回のDIYでは【スライドフロアを作った】と言うよりも、テキーラレッグに使う板を荷台に敷いたと言った方が正しいのではないか?

まあ、それならそれでもいいや。
だって、楽しかったし!

まだ改良の余地があるのでもう少し考えてみようと思います。


それにしても、今回の記事は全体的に茶色かった…。
揚げ物だらけのご飯みたい。

(だから【揚げ油のポットの話】なんか思いついちゃったんだと思います。)

おしまい!

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(プレゼントは各自で用意してください。)

嘘です。すみません。

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うるぎ星の森オートキャンプ場 施設紹介

前回のレポ↓では割愛した南信州うるぎ星の森オートキャンプ場の施設紹介です。

rakujirou.hatenablog.com

(2021年4月24日~25日時点の情報です。)


うるぎ星の森レポ

かなり大きな高規格キャンプ場です。
看板からも『ウチは大きいし高規格だぜ』って威圧感を感じられます。 


とても全部は回れなかったので、以下、私が使用した施設周辺のみの紹介です。

管理棟

大きなストーブ?
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天窓と廊下からも施設の高規格っぷりが分かりますね。

まるで、『こんな大きなストーブや天窓があるんだから、他の施設の充実ぶりは説明いらないだろ?余計な質問は不要だ!楽しめるから安心しろ!』と言われている様な気がします。


ただ、施設が大きいが故、チェックインの時間には長蛇の列(ちょっと大袈裟)となります。

人の多い休前日などはチェックイン開始時間よりかなり早めに行く方がいいかもしれません。

ウチはチェックイン開始時間である14時の30分前には着きましたが、手続きをしてサイトに着いたのが14時20分でした。

管理棟の前に駐車場があるのでそこに停めて手続きをするのですが、10台も停められません。
13時半に着いて、ギリギリ停めることができました。

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チェックイン後に係の方から施設の利用時間について説明がありました。
コロナの関係で通常の時間とは異なる様です。

売店

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結構な品揃え。

ガス缶の値段は優しく、目んが玉飛び出る事がないので、予備の目ん玉は持っていかなくて良さそうです。
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薪は600円。売木(うるぎ)って地名だからせっかくなんで買いました。
爆ぜることも少なく使いやすかったという記憶です。

レンタサイクル

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使いませんでしたが、施設内にサイクリングできる道もあり、自転車を覚えたての子供(大人も)には嬉しいですね。
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電源なし区画サイト

今回利用したサイト周辺です。
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隣や向かいと距離が取れ、プライベート空間が確保されます。

ちなみに、隣の一方は若いアベック、もう一方はペアのアベックでした。
(アベックって言いたいだけ)


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サイトの硬さは普通。 

何をもって【普通】とするかは人それぞれですが、この場合の普通とは、女性に友達を紹介してもらうときの『その子可愛い?』「う〜ん、普通。」と同義です。

学校の友達の言う『テスト勉強した?』「まあ、普通に」ってときの普通ではありません。

【テント付属のペグでもなんとかなる硬さ】って事です。


トイレ・炊事場

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かなり立派な建物で圧倒されます。

気のせいか、『この立派な建物がキャンプ場のトイレってビビっただろ?お前んちくらいあるんじゃねえの?』と言われている気がします。


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シャワー付き
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綺麗です。掃除が行き届いているか、妖怪垢嘗(あかなめ)がいるのかどちらかです。
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スペースも充分あり、満サイトでも混み合うことはありませんでした。

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お湯が出るので冬には重宝します。

夏でもお湯が使えるのかは分かりませんが、ムカデなどの虫に刺された時に熱湯で毒を抜けるというメリットもありますよね。

あずまや

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東屋のようなものもあり、急に雨が降っても安心です。

ちなみに、欧米スタイルの東屋はガゼボと呼ぶらしいですよ。

ガゼボって言った方がオシャレな感じがしますが、使い慣れていない言葉なのでちょっと練習しておきましょう。


ガゼボ使用例】
レベル1
『おっ、ガゼボがあるじゃん。ちょっと紅茶でも飲んで休憩しようか。』

レベル2
『急に雨が降ってきたから、ちょっとそこでガゼボって行こうか?』

レベル3
『あいつ、今ではガゼボ気取ってるけど、昔は野球部でボウズだったんだぜ。』

レベル4
ガゼボじゃあるまいし、親に向かって二度とそんな口をきくな!』

レベル5
ガゼボガゼボってうっせぇんだよ!日本人なら東屋でいいだろうか!』


なかなか使い方が難しいですね。

広場サイト

広場の端の方が区画に分けられています。

フリーサイトではないので、好きな所に張れるわけではない様ですが、目の前が広場なので、子供を遊ばせるには良いかもしれません。
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これだけ広ければ思いっきりボール遊びできそうですが、
キャンプ場で思いっきりボール遊びしてると、他の人のサイトに思いっきりボールが飛び込んでいくことになるのでやめましょう。

思いっきり叱られますよ。

アスレチック

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大人(一般の部)が全部回るとヘトヘトになります。
キャンプどころではなくなるので注意しましょう。

大人(招待選手)の方は好きにしてください。

コロナ対策

高規格キャンプ場だけあって、全般的に一定の対策をしている事がうかがえました。

大きな施設でスペースが充分にあるため、チェックイン時以外は人と接する事はありませんでした。

ただ、収容人数が多いのでチェックイン時間をずらさないとフロントでは列ができてしまい密になります

また、当然ですが共用施設や遊具の消毒まではできないので、しっかりと手を洗ったり除菌する必要がありますね。

妖怪垢舐(あかなめ)が舐め回っている可能性も否定できませんからね。


今回は、子供と一緒でしたが、全体としては密を避けながら安全安心にキャンプする事ができたと思います。

少なくとも1万人規模のスポーツ観戦よりは安心安全なので、コロナ禍でも自信を持ってお勧めできるキャンプ場です。

以上、施設紹介でした。

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このランキングの結果が何を意味するのかは未だに分かりませんが、【上位ほど色々な人に見てもらいやすくなる】のは確かな様です。

なので、ハッキリ言います。

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MOSKEE yuragiの商品紹介

前回のあらすじ

キャンプ時の蚊やブヨ対策に電撃殺虫ライトMOSKEE yuragiを購入した楽次郎。
家での実験は予想通りの悲しい結果となり、落胆が隠せない。

そんな楽次郎をさらに追い込む出来事が起こる。

試しに買ってみた激安スマートウォッチが中華仕様で謎の日本語表記だったのだ。

スマートウォッチに現れる謎の『ません 予告』との表示。
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メニューにある『乱す』の項目に怯える。
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肝心の説明書は不自由な日本語で役に立たない。

混乱する楽次郎。
生活をスマートにするはずのスマートウォッチにより乱される精神。

そこに追い討ちをかけたのがTwitterで繰り広げられる【キャンプあるある川柳】だった。

『こちとら2年も前からブログでキャンプ川柳をやってんだよ!これ以上はそう簡単に思い付かないよ!』
悲痛な叫びはどこにも届かない…。


そんな悩める楽次郎に救いの手を差し伸べたのは、普段Twitterで政治・経済について熱く議論を戦わせている YAMA@CAMPさんだった。

『あなたのブログのPVランキング順位を上げる方法を教えてあげましょう。』

ただのふざけたおっさんかと思っていた YAMA@CAMPさんのありがたいアドバイスにより何とか息を吹き返した楽次郎。

そんな楽次郎によるMOSKEE yuragiの商品紹介が今始まろうとしていた・・・。

長いけど今回のあらすじは、ほぼノンフィクションでした。



前回の使用レポで蚊を捕まえることはできなかったものの、あれから何度も庭で試したところ、蚊と思われる虫も何匹か取れていたしランタンとして機能は充分なのでキャンプでも使ってみようと思います。

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蚊っぽいのが何匹かいました。

商品紹介

外観


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開けるとこんな感じで入ってます。
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中身は本体とmicro USBケーブル、掃除用のブラシ
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防水仕様なので、ケーブルの差込口にキャップが付いてます。

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引っ掛けて使える様にフックが飛び出す仕組み
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フックの作りが弱そうなので、カラビナを付けた方が良いかも知れません。



発光部のシェードは柔らかいので落ちて割れることは無さそう
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発光機能

殺虫電撃ライトのみ点けた状態
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ランタン灯と電撃ライトを同時に点けることも、片方だけ点ける事もできます。

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ランタン灯はボタンを押して明るさの調整。
ボタンを長押しすると白色と暖色の切り替えができます。


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充電

付属品のmicro USBで充電します。

充電中は赤く光り
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充電完了すると緑に光るので分かりやすい
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キノコシェード

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別売りのキノコシェードも購入しました。

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中身は本体と説明書

取り付け方は、元々付いているシェードを外してねじ込む!

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『ねじ込む』といえばBoAを思い出します。
というか、BoAしか出てきません。

VALENTI

VALENTI



若い頃のBoAの様に、可愛らしいランタンになります。

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こちらもシェードの部分はぷよぷよと柔らかいので、収納するのに邪魔にならないはず。

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また、写真では分かりませんが【yuragi】という商品名だけあって、自然の炎の様にゆらぎます。


ゆらぐキノコにどんな意味があるのかは分かりませんが、テント内のテーブルに置いておくならキノコシェードの方が雰囲気が出そうなので購入しました。
(胞子が飛びそうだけど)

まとめ

前回試した様に、あまり蚊は取れないのかもしれませんが、鬱陶しい小虫は取れるし、キノコシェードは可愛らしい。

本体は楽天ポイントで購入したし、キノコシェードは20%引きで買えたので、とりあえずは良しとします。

充電式の防水ランタンとしては充分使えるので、可愛がっていこうと思います。

それにしても、【寄ってきた虫に電撃を喰らわして退治する光るキノコ】ってどうなん?


シュールすぎない?

もっと効果的な虫対策?

前回、今回と虫対策およびそのギアの紹介記事になっていますが、もっと効果的な虫対策がありました。

ポータブル電源を買っていた事をすっかり忘れていたのです。


ポータブル電源があれば、大きな扇風機サーキュレーターが使えるではありませんか!

そう!

虫避けには風が一番!

サーキュレーターで風を作れば虫なんて飛んでいきます。

ずっと風を浴びているわけにもいかないですが、スクリーンタープの入口に向かって風を送っておけばタープ内に虫は入ってこられない。


風で虫を吹き飛ばすんです!

どう?やってみる価値ありそうじゃないですか?

まさに革命的方法!


名付けて

『T』(飛んでけ)
『M』(虫たち)
レボリューション


HIGH PRESSURE作戦


HIGH PRESSURE

HIGH PRESSURE


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【虫対策】MOSKEE yuragiを購入した話

先日、夏の虫対策で電撃殺虫ライト付きランタン MOSKEE yuragiを買いました。

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夏は虫が嫌

夏のキャンプと言えばです。

我が家は毎年夏休みに日本全国のキャンプ場を巡ってきましたが、悩まされるのが虫。

暑いのは標高や場所を選べば避けられますが、虫は行ってみないと分からない。

酷いところでは、前が見えなくなる程虫だらけって所もありました。
(評判が良く、BE-PALの『ほんとうに気持ちがいいキャンプ場100』にも選ばれているような有名なキャンプ場でしたが、ブヨだらけで本当に気持ちが悪くてトラウマになっています。)


その凄まじさは、元々虫好きな人も虫嫌いになるほど。

経験した事がない人は、まずはちょっと想像してみてください。

あなたが一番愛している人や好きなアイドル(死語)を。
ガッキーでも、広瀬すずでも誰でもいいです。思い付かない人はLiLiCoさんでも思い浮かべてください。


その人が何千人も目の前に現れて、次から次にぶつかってくるんです。やめろと言ってもやめない。話が通じないんです。

しかも全員が噛んでくる。そして噛まれた所が腫れて1週間くらい痒くなる。


ね。
どんなに好きな相手でも嫌です。(俺、純烈じゃないし…。)

それが全く可愛くない虫なんだからたまったもんじゃない…。

我が家の虫対策

まず、我が家の虫対策を紹介しておきましょう。

(※以下、Amazonの商品画像で紹介してますが、アフィリエイトはやってないので、わざわざここから買おうとしなくてもいいですからね。)


当然ですが虫除けスプレーや霧タイプの虫除けは使います。一度かけるだけでなく効果が切れる前に定期的にかけます。

ハッカ油スプレーも自作して使ってます。

ハッカ油は涼しさを感じられるから一石二鳥です。
(ところで、石を一つ投げたら鳥が2羽落ちてきたらすごく嫌なんですけど、私だけですかね?)


あとは、今や超有名になったパワー森林香ですね。

決して森林の香りなんてしない。
一部名前に偽りはあるものの、そのキツい臭いは人間でも辛くなるほどの【パワー】なので、流石に虫にも効きます。

テントの周りの何箇所かで焚いています。虫より先に人が逝きそうですけど。


でも、それでも虫除けは完璧に出来ない。

やっぱり【物理的に防ぐ】のが一番確実。

太古の昔から言われている様に、キャンプで虫除けをしたければ、長そで長ズボンに限ります。

しかし、そうは言っても暑い。
【クソ現代っ子ゴミカス】の我々は、ソデもスソも我慢できません。


そこで、我が家では、夏にこそスクリーンタープを使ってます。
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いくらメッシュでも、四方を囲ってしまうと暑いと思われるかもしれませんが、真夏はどうせ風なんか期待できないので、スクリーンタープ内で扇風機を回してた方がマシ。


ちなみに、タープの内側にいわゆる【プシュッと蚊がいなくなるスプレー】をかけておきます。

これは『おすだけベーププレミアム』ってヤツ。薬剤がブワッと大量に出るのでいかにも強力な感じでお勧めです。


以上の対策をすれば、ほぼ安心です。

ただ、タープの中に入ってきた蛾やアブなんかは一旦入ってくると出ていかないので、虫取り網で捕まえて強制的に退場してもらいます。

さらに殺虫剤もあると便利ですね。




だがしか〜し!


そこまでやっても蚊やブヨに刺される事があるのがキャンプ。

そんな時のためにポイズンリムーバームヒαEXムヒパッチは常備しています。

蚊に刺されたら、すぐにムヒパッチで空気を遮断するに限ります。

MOSKEE yuragiを購入

そんな虫対策をしている我が家が今回購入したのがMOSKEE yuragi殺虫ライト機能付きランタンです。


実は10年くらい前に、キャンプ用ではない殺虫電撃ライトを購入した事がありました。

しかし、蚊じゃない虫は取れるものの、肝心の蚊はほとんど取れないという悲しい過去が…。


『どうせMOSKEE yuragi同じだろう』と思ったけど、あれから随分と科学も発達してるし、効くんじゃないの?っていう淡い期待をもって買ってみました。


果たして、その効果やいかに?


使ってみた

お待たせ致しました。
MOSKEE yuragiの使用レポです。

キャンプではありませんが使ってみました。

6月中旬の某日。

天気は晴れ。
前日に雨が降っており、蚊が発生しやすい状況。


家の玄関先に夕方から5時間ほど設置しておいたところ・・・


小虫が合計10匹ほどかかっていました。
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(※モザイク処理しています。)


でも、やっぱり蚊はいない・・・

どこかに引っかかっていないかとじっくり探しました。
こんなに必死に蚊を切望して探すことなんて人生で滅多にありません。
良い経験だったとは思います。


えぇ、ホントは分かっていましたよ。蚊には効かないって。

いくら科学が進歩してたって、こんな安い物で蚊に悩まされなくなるなら、世の中から蚊がいなくなっとるわ!


購入者のレビューでは『効きますよ』とか、『蚊がかかっていた』って人もいたけど、私の世界線ではそんな事起こらないんです…。
蚊もかからないし、インフレーターマットも膨らまないんですよ。
rakujirou.hatenablog.com


きっと転生してスライムにでもなったら違うんでしょう。

再チャレンジ

でも、もう一度確認のため、(転生する前に)今度は庭に出しておきました。

なお、我が家の庭は蚊が多い事で有名なスポットです。(家族内で)


結果は・・・

8時から12時の4時間で
蛾が5匹!
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蚊はゼロ!

やっぱり蛾だけ…。

そりゃあ光によってくる蛾は集まりますよ。

でも蛾は刺さないから取れなくていいのに…。
粉っぽい蝶ってだけで大した害はないから。

まとめ

悲しい結果となりました。

我が家の周りでは蚊が取れませんでした。
たまたま試してみたその2日だけ蚊がいなかったのかもしれないので、ハッキリと断言はできません。

蚊の社会にも緊急事態宣言とかあるのかもしれないですし。

まあ、蛾はいっぱい取れるので、殺虫ライトとしては名前に偽りなし!
蛾を取りたい人にはオススメです。
(そんな人がいればですが…。)


こんな結果でしたが、石を一つ投げて鳥が2羽落ちてくるよりはマシかな?



今回のレポでは誰も買おうと思わないかもしれませんが、次回は商品紹介の予定。

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