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キャンプ日本昔話【浦島太郎】

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キャンプ日本昔話   

 

 

『浦島太郎』

 

ある晴れた秋の日のことでした。

 

浦島太郎という一人の若者が、和歌山県の海岸沿いにある浜辺のオートキャンプ場でソロキャンプをしていました。

 

浦島が昼間から焚き火をしていると、隣のサイトの子供達が、ファイヤーブラスターで亀を突いていじめていました。

 

 



 

浦島が(なんだ、亀か・・・。犬や猫なら同じ哺乳類だし助けるところだが、亀は爬虫類だからなぁ。)

 

(爬虫類ってちょっと気持ち悪いから苦手なんだよなぁ。虫とかは平気なんだけど・・・)

 

(秋は虫がいなくなるからキャンプにはいい季節なんだよなぁ。)

と思っていると

 

 

 

「おっさん!見てないで助けろよ!」

 

と亀がしゃべって助けを求めてくるではありませんか。

 

 

子供A

「きもっ。きもっ。亀がしゃべってる。」

 

 

浦島

「これ、やめなさい。かわいそうだろ。」

 

 

 

子供B

「おっさん。トリックオアトリートだよ。」

 

 

浦島

「なんだよそれ?鶏皮鳥糸(とりかわとりいと)?」

 

 

子供B

「英語だよ!え・い・ご」

 

子供C

「トリックオアトリートって言えば、お菓子くれない奴にイタズラしてもいいんだよ。」

 

浦島

「なんの事だよ。えいごなんて知らないよ!」

「お菓子くれなきゃイタズラするって、完全に恐喝だろ!」

 

「それに、亀がお菓子くれるわけないだろ!」

 

 

子供C

「知ってるよ。亀がお菓子くれるわけないから、イタズラだけしてるんだよ。」

 

 

浦島

「ダメだ。最近の子供の言う事は理解できん。君たち、お父さんとお母さんはどこだ?」

 

 

子供B

「おっさんも、トリックオアトリートだよ。お菓子出せよ。早く。おっさんなら持ってるだろ?」

 

 

浦島

(話が噛み合わない。これ以上関わってもなんの得もない。)

 

 

浦島は仕方なく子供達に焼きマシュマロをあげました。

 

 

 

子供B

「トリックオアトリート」

 

 

浦島

「なんだよ。今あげただろ?」

 

 

子供C

「だからトリックオアトリートだってば。」

 

「もう一回言ったんだから、もう一回くれなきゃ。」

 

 

子供達はファイヤーブラスターで浦島を突き始めました。

 

浦島

「やめろって、痛いって。マジで!」

「ほら、もう一個焼きマシュマロあげるから。」

 

 

子供A

「焼きマシュマロなんて、一つで充分じゃ。他のお菓子よこせよ!」

 

 

浦島

「じゃあ、これあげるから、ほら!」

 

浦島は子供達に『カライーカ』を差し出しました。

 

カライーカ 5枚入り 30袋セット

カライーカ 5枚入り 30袋セット

 

 



 

子供A

「なんだよ。やっぱりいいもん持ってるじゃねぇか。最初からそれを出せばいいんだよ。」

 

子供達はカライーカを浦島の手から引ったくりサイトへ戻っていきました。

 

浦島

「なんだよあいつら。ギャングかよ。反社会的勢力かよ。そうだよ。絶対そうだよ。反社だ、反社。」

 

 

 

 

浦島が子供達に聞こえないように文句を言っていると

 

 

「あの、ありがとうございます。おかげで刺されずに済みました。」

 

浦島

「キモっ!やっぱり亀がしゃべってる!」

 

「そりゃ、喋らなきゃ、竜宮城に連れて行けないじゃないですか?」

 

亀はお礼に浦島を竜宮城へ連れて行くと言いました。

 

浦島

「竜宮城って何?」

 

亀は『海の中にあるキャンプ場』だと言いました。

 

浦島

「海の中にキャンプ場があるわけないだろ!もしあっても海の中じゃ焚き火ができねぇ。」

「オラ行かねえ。」

 

「焚き火が出来なくても楽しいですよ。綺麗な乙姫様が待ってますから。」

 

永遠の独身ソロキャンパー浦島の心は、強風時のカンタンタープの様にグラグラと揺れました。

 

「美味しい料理もありますよ。」

 

浦島

「活きのいいタイやヒラメとか?」

「おろしたてなら、できれば刺身がいいんだけど」

「オラ、キャンプ場でその土地の活きのいい魚を食べるのが何よりの楽しみなんだよ。」

 

 

「タイやヒラメは友達なんで・・・。おろしたてとか、刺身とか言わないでもらえます?」

 

「何か他に用意しますから。」

 

 

 

浦島

「あっそう。まあ、何でもいいよ。海の中だから何にしても採れたての魚介類でしょ?」

 

 

こうして浦島は亀の背中に乗って竜宮城へ行きました。

 

乙姫

ようこそおいでくださいました。話は亀に聞きました。助けていただいたお礼に、ご馳走を用意します。

 

 

乙姫は芸能人で言うと菜々緒に似た美人でした。

 

菜々緒スタイルブック

菜々緒スタイルブック

 

 



 

浦島

(まぁ、綺麗なんだけど、なんか違うんだよなぁ。『菜々緒』似なんどけど、『菜々緒』って男から見たらそんなでもなくない?)

 

残念ながら乙姫は浦島のタイプではありませんでした。

 

 

浦島

『新鮮な海の幸を!魚介類をはよ!』

 

 

乙姫様は迷いました。

(魚介類は仲間・・・。いくら亀を助けてもらったお礼と言っても、仲間の命を差し出すわけにはいかない・・・。)

でも、浦島さんは、新鮮な海の幸を待っている・・・。

 

 

迷った乙姫でしたがシラス丼を提供。

 

乙姫

(シラスは小さいし、うじゃうじゃいるからまぁいいか・・・)

 

 

浦島

「おっ!シラス丼じゃん!名物出して来たな?」

 

浦島は一応名物だしと満足しました。

 

その後、宴会が行われ、飲めや歌えやの大騒ぎ。

 

竜宮城は、一応キャンプ場なので普段なら他のお客さんに迷惑にならないように気をつける浦島も

 

今夜は貸切だったので羽目を外して泥酔。

 

 

その後

 

なんやかんやあり

 

 

タイが1匹刺身にされるなどのハプニングもあったものの、楽しい時間が過ぎました。

 

 

しかし

浦島はキャンプ場に残して来たギアが盗まれてないから急に心配になりました。

 

(あの子供たちならやりかねない・・・。)

 

 

浦島は地上に戻ることにしました。

 

 

浦島が地上に戻ると告げると、乙姫はお土産にと玉手箱をくれました。

 

その玉手箱は、中にキャンプギアを収納して運ぶボックスでしたが、キャンプ場では変形して棚に早変わりする優れものでした。

 

縦に3つまで積み重ねる事ができ、積み重ねた状態でも下段の荷物が取り出しやすい

 

また、頑丈なので、薪なんかもガンガン突っ込めるとの事。

 

 

 

スノーピーク(snow peak) ファニチャー シェルフコンテナ 50 UG-055G

スノーピーク(snow peak) ファニチャー シェルフコンテナ 50 UG-055G

 

 

 

 

浦島がもらったのは玉手箱50というもので、玉手箱25よりも大きく、沢山のギアを収納できましたが、重さがネックでした。

 

 

浦島

これ、一つしかくれないの?縦に積めないじゃん。あと2つ欲しいんだけど。

 

 

乙姫

品薄なんです。

もっと欲しければ、地上の捨脳非育すのうぴいく)という店で売ってます。

 

 

浦島

あっそう。まあ、いいや。そこで買うから。

 

 

 

浦島は地上に戻りました。

 

キャンプ場からの帰り道、教えてもらった『すのうぴいく』というお店に行ってみました。

 

浦島は玉手箱50の値段を見て驚きました。

 

えっ?!

そんなにするの?

 

その他の商品も見てみました。

 

これが?

 

 

 

これは別売りなの?

 

 

 

 

ソファーのアームレストだけで?

 

 

 

 

 

 

 

えっ!犬のベッドにこんな値段?

 

スノーピーク(snow peak) ドッグコット PT-042

スノーピーク(snow peak) ドッグコット PT-042

 

 

 

 

 

あまりの価格の高さに驚いた浦島は、髪の毛が真っ白になりお爺さんの様になってしまいました。

 

 

 

しかし、その後、玉手箱を使ううちに、『すのうぴいく』のことが気に入った浦島は、すっかりピーカーになって、幸せにキャンプをしたんだと。

 

 

 

めでたし  めでたし。

 

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