最近、年末キャンプの計画を立てていて、ブログが疎かになっております。
夜遅くまでキャンプ場ガイドと九州のまっぷるを交互に見る生活が続いてます。
『イージューライダー』にある様に【眠らない体】が欲しい・・・。
さて、今回はキャンプ標識です!
ご覧ください。
令和1X年
あるキャンプ場にこのような看板が立てられた。
一瞬、キャンプ場内での交通事故防止のための標識に見えるが違った。
デイキャンプ禁止
このキャンプ場のホームページには以下の記載がされていた。
・近頃、キャンプ場に写真を撮るためだけに来られるお客様が増えて困っております。
・宿泊をご希望のお客様のご利用を妨げることなりますので、キャンプサイトのご利用は一泊以上していただける方のみとさせていただきます。
◎SNSに写真をあげたり、YouTubeに動画をあげる為にキャンプ場を訪れる客。
宿泊は大変だからとデイキャンプだけで帰ってしまう。
◎キャンプ場の管理人は、写真や動画だけ撮りに来るデイキャンプが増えるのを快く思いませんでした。
デイキャンプのせいで宿泊の予約に支障をきたしていたのです。
管理人は、デイキャンプを禁止することでそれを防げるのではないかと期待しました。
しかし、それだけでは収まらなかったのです。
◎デイキャンプを禁止しただけでは止まらない。
困った管理人は、インスタ映えしなければいいのでは?と考え
タピオカとパンケーキを禁止。
もちろんそんな事では収まらない。
◎次に
アヒージョやパエリア、ついでにモヒートも禁止。
それでもダメ。
◎今度は仕方なく
トマトとチーズ、思い切ってオリーブオイルまで禁止
星の数ほどある料理のメニューを限定したってそんな事では収まらない。
むしろ、ダッチオーブンの後処理に困る人が続出。
◎意地になった管理人。
根底から変えてやろうと
キャンプ場の名前を『頑固親父の野営場』に変更
ところが、逆にウケてしまいSNSで盛り上がってしまうことに。
◎YouTubeの撮影を止めるために
ソロキャンパーの独り言禁止
『撮影禁止』にすればいいのに気付かない管理人は冷静ではなかった。
◎最終的には
新しい物、人が興味を持つ物、変わった料理禁止。
もう抽象的すぎて何の事か分からない。
◎何を禁止しても収まらない
管理人はやっと気付いた。
動画や写真を撮りに来るだけならパンケーキでも撮ってた方が安上がり
ひょっとして
動画や写真を撮りに来る人も、キャンプ自体を楽しんでいるんじゃないか?
◎キャンパーに初心者だろうがベテランだろうが関係ないって思ってたのに、なぜSNSだけ禁止しなければならないのか?
キャンプはもっと自由なもののはず。
写真や動画を撮りに来るのも
焚き火をしに来るのも
近くの観光施設を巡るために宿泊するのも
同じじゃないか?
どんな風に過ごしたっていいはず。
キャンプを目的にしなければいけないなんて誰が決めたんだ?
キャンプって何?
こうあるべきって誰が決めたの?
自分のキャンプ概念を押し付けていたのは自分だった。
◎好きなことをして楽しめばいい!
管理人は自分を責めました。
その結果
禁止事項を、全て取り消す事にしたのです。
しかし
つい行き過ぎてしまうのが悪い癖。
何をしても自由!
人に迷惑かけるのも自由だ!
ワイワイ騒いでもいいんだ!
行き過ぎた放任主義の末に立てられた看板がこれだった。