おふざけキャンプ

キャンプの事で頭がいっぱい

名探偵キャンパー コールマン <第一話>

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俺の名前は【北工藤 新一(ペぐどう しんいち)】高校生探偵かつキャンパーだ。

キャンプ場で起こる数々の難事件を解決してきた名探偵としてキャンプ界隈では少しばかり有名だ。



今日は幼馴染の【毛羅 蘭(もうら らん)】と有名な高規格キャンプ場に来ている。

なかなか予約が取れない人気のキャンプ場だが、私立探偵をやっている蘭の父親が、町内会の福引で当てたとかで同行させてもらうことにしたんだ。


ちなみに、蘭は【ナイフ使いの都大会チャンピオン】だから怒らせると怖いのなんの…。




『しんいち〜。早く来ないと朝食のフレンチトーストなくなっちゃうわよ〜。』



新一
『ったく、サービスのフレンチトーストは次々に焼かれるから大丈夫だって言ってるだろ。』

『それより、今は朝焚き火の終わりを楽しまなきゃだぜ。』




俺が朝焚き火の薪を全部灰にしようと夢中になっていると、どこからか男の声がした。





黒ずくめの大男
『約束の金は持ってきただろうな?』


スーツ姿の男
『ここにある…。それより例のブツは?】

スーツ姿の男はアタッシュケースいっぱいの現金を見せていた。

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新一
(すげぇ…。一億円はあるぞ…。)


黒ずくめの大男
『ほらよっ。お前が欲しがっていたsnow peakの前身、ヤマコウのロゴ入り【マルチスタンド】だ。』




新一
(すげぇ〜!かなりの 年代モノだぞ。でも高すぎるだろ…。メルカリなら安く買えるのに…。)


俺は取引をのぞくのに夢中になりもう一人の男に気がつかなかった。


銀髪の男
『そこまでだ!』

ドガッ!』

新一
『ゔっ・・・』


俺は銀髪の男に殴られて気を失った。


銀髪の男
『こんなガキにつけられやがって。』


黒ずくめの大男
『すまねぇ、、アニキ。』
『こいつ、どうします?』


銀髪の男
『取引を見られたからには、生きて帰すわけには行かない。』
『ちょうどいい。組織が作った新開発の毒キノコをアヒージョにしてテストをしてやろう。』

『おい!スキレットとシングルバーナーを用意しろ!』


黒ずくめの大男
『へい。ここにありやすぜ。』



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銀髪の男
『よし。まずは、スキレットにスライスしたニンニクと鷹の爪、オリーブオイルを入れて弱火にするんだ。』


『香りが出てきたらバターを加えて溶かせ。』



『エビ、スライスしたマッシュルーム、いや、組織が開発したこの毒キノコを加えて、エビに火が通るまで煮るんだ。』



『クレイジーソルトを振って味付けして、サクッと焼いたバケットを添えて完成だ。』




黒ずくめの大男
『アニキ、バケットをオイルにつけて食べても美味しいですぜ。』

『って、こんなことしてると誰か来ますぜ!』


銀髪の男
『よし、さっさとコレをこのボウズに食べさせてやれ。』


新一
『ううっ。熱っ!』


銀髪の男
『馬鹿野郎!ふーふーしてやらなきゃ熱いだろ!』


黒ずくめの大男
『すみません!ふぅ〜、ふぅ〜。』
『まずはエビから…。』


新一
『ムシャムシャ…。』


黒ずくめの大男
『そしてキノコを…。』


新一
『ムシャムシャ…。』



新一
『ゔっ・・・。ゔぁ〜〜!ヴヘェ〜!』


銀髪の男
『よし!ずらかるぞ!』






新一
『ん、んん…。』

『痛っ!』

(どうやら殴られて気絶しちまったみたいだな。)



『ん?』

『あれ?なんかおかしいぞ!』

『身体が・・・』

『縮んでる!!』




『あっ!・・・そうか!思い出したぞ!確か、アヒージョを食べさせられて・・・あのキノコだ!』

『あのキノコのせいでなんやかんやあって身体が縮んだんだ。』





『あれ〜?しんいち〜。どこに行ったの〜?』



新一
(やべっ!見つかった!)




『んっ?!君は誰?どうしてこんな所にいるの?』

『大っきいお兄ちゃん見なかったかな?』



新一
(やばいぞ!!)

(アイツらは俺が死んだと思ってるはず…)

(俺が生きているって知ったら、蘭も危険な目に合うかもしれない!なんやかんやで隠さなきゃ!)


新一
『えっと・・・。』

『し、しんいちお兄ちゃんなら、急ぎの事件だから先に帰るって言ってたよ。』


『君は?』
『なんで新一の事知ってるの?』


新一

『えっと、僕は・・・』
『新一お兄ちゃんの親戚で・・・』

『えっと・・・』



キョロキョロ・・・



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『えっと・・・』

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『Coleman…』


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『Ogawa…』



『そ、、そう!僕は【小川 コールマン】!』

『しんいちお兄ちゃんの親戚なんだ。』



『小川 コールマン?』


『コールマン?』

『いや、コールマンはないやろ…。』

『どんな字書くんや!?言うてみ?ほら!早よう!』


新一
(関西弁?!)
『えっと…お父さんがキャンプ好きで、コールマンのランタンを集めてるから…。』

『カタカナで…』



『ヘェ〜。お父さんがコールマン好きなの〜。じゃあ有るか〜。』

『良い名前ね。』




新一
(ほっ・・・)


こうして身体が縮んでしまった俺は、【小川コールマン】と名乗り、なんやかんやで蘭の家に居候することになったのだった・・・。


小さくなってもテントは同じ!
失敗なしの名キャンパー!!

名探偵キャンパー コールマン!!

【次回予告】

『炊事場に散乱したコメ粒。排水口を詰まらせた犯人は誰だ?』
《割れないダッチオーブン》お楽しみに!



NEXT Coleman's HINT
【電子レンジ】




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