前回の記事の続きです。
rakujirou.hatenablog.com
(※本気で木箱を作りたい人は今回の記事だけで十分です。本当です。)
えっ?チャイムの音は誰だったのかって?
あぁ、残念ながら壺屋さんじゃありませんでした。
ただの【慌てん坊のサンタクロース】でしたよ。
(『まだ早い!時間指定を守れ!』と追い返しました。)
さあ、誰も望んでいない【本当の手順】です。
必要な物
材料
⚪︎木材
見た目を維持しつつも、できるだけ安い木材で作りました。
このバランスが難しい所ですが、ジャニーズJr.の衣装くらいのギリギリのラインを攻めます。
⚪︎木ネジ
ホームセンターで購入
板の厚みを考えて購入しないとネジ頭が飛び出して危険です。
強いて似ている現象を言えば、【女子は男子の胸板の厚みを考えて飛び込まないと危険】なのと似ています。
(強いて言えばですよ。)
⚪︎L字型金具(フタの固定用)
100均で購入
フタに付けるマグネットの受けとして使うだけなので何でも良いんですが、L字金具がオススメです。
金具ってL字やT字だけじゃなく、U字とかJ字もあるんですけど、面白いですよね。
確かにあなたの言う通りU字工事も面白いですが、今は関係ないです。
邪魔しないでください!
⚪︎ネオジムマグネット(フタの固定用)
ネジで止められるように穴あきの物
以前シェルフコンテナの天板を作った時の余りを利用。
rakujirou.hatenablog.com
⚪︎ゴム紐
100均で購入
⚪︎フック(ゴム紐を引っ掛けるもの)
100均で購入
①設計図を書く
木材を切る前に、簡単でもいいので設計図を書いておかないと…
『アレ?木材の長さ足りないんじゃない?』
『コレ、どうやったってネジで止まらないんだけどどうしよう…。』
『もうダメだ…。』
『あのときああすればもっと…』
『今より幸せだったのか…』
などと後悔する事になります。
私がスノーピーク和鉄ダッチオーブン(10インチ)に合わせて書いた設計図はこんな程度のものです。
手書きのメモです。(汚いですね…。)
ただ、コレでも十分です。
ちゃんと具体的なイメージを持たないと、木材の厚みを考慮し忘れたり、ネジ同士が干渉することになったりする事がオッフン。(=よくある)
なお、サイズを決めるときには、ダッチオーブンの箱があればその寸法にするとイージーアゴーです。(楽チン)です。
※英語っぽく書いてますが、easy=楽 あご=chin から考えただけのおふざけキャンプ独自の造語ですので決して他で使わないでください。
<参考>
②木材のカット
寸法を決めたら木材をカットします。
ホームセンターでカットしてもらいました。
なお、ホームセンターの木材カット係の人は大抵疲れきっていて無愛想で怖い感じがするものです。
しかし、ここでビビっていては木箱はできません。素人だと気付かれたらおしまいです。
焦らずに寸法をmm【ミリ】単位で依頼してください。
10cmを100mm、1mを1000mmと表現するだけで一気に通(つう)っぽくなります。
17cmを170と言うことで、係の人は(おっ、コイツ素人じゃねぇな。)と頬が緩むわけです。
<必要なサイズに切ってもらった状態>
ビニールでキツくひとまとめにされている木材達が何だか嬉しそうに見えます。
心の病でしょうか?
③ヤスリがけ
切り口はもちろんの事こと、板の表面もサンドペーパーで滑らかにしておきます。
この作業が一番大変ですが、やっておくと手触りが良くなり愛着もワクワクさんです。
④木材のネジ留め
設計図どおり木ネジで留めていきます。
留める前に木材を仮組みして問題ないか確認してみるとこんな感じ。
ドライバー(電動があると楽ですが、コレくらいなら手でもOK)でネジを留めていきます。
このとき、木材によっては下穴をあけるのをサボると木材が割れてしまうので、サボらずに下穴をあけておくと後悔しないで済みます。
電動ドリルやキリ等でネジより少し小さい穴をあけておきます。
ちょっと小さいかなと思う位の穴でも、無いのに比べれば全然違います。
この下穴は【とにかく明るい安村】のパンツと同じだと言えば、重要性が分かるでしょう。
【アキラ100%】とは違ってアクシデントが無くなりますよね。
側面の横板を留めてから、底の土台部分に留めました。
(斜め下から見ると…)
(下から見ると…)
ネジ留めが終われば下の箱部分は完成です。
ダッチオーブンを入れてみるとこんな感じ。
そのまま直接【生のダッチオーブン】を入れても良いのですが、ダッチオーブンが入っていたダンボールの中敷きを利用してみました。
※【生のダッチオーブン】という言い方に不快な想いをされる方がいるといけないので、【ダッチオーブンを裸のまま】という表現に訂正します。
※【裸のまま】から【裸のママ】を連想してしまったという方にはお詫び申し上げます。
なお、このダンボールは結構重要な役割があります。
一番の目的は、『底面の木材に安い木を使っていることから、重いダッチオーブンを入れると折れる心配があるため、底面にかかる圧力を分散させている』のです。
また、裸のまま生で入れるよりは移動中のガタツキを抑えてくれるし、汚れ防止にもなるのでオススメです。
※さっき謝ったので、もう謝りません。
ない人は何かしらのダンボールを円形に切って作っても良いと思います。
⑤フタ作り
完成した下箱の部分の寸法に合わせてフタ用の木材をカットします。
次に、フタの裏の両端に別の木材を取り付けます。
余った端材を使いました。
これは、フタをカポっとハマるようにするのと同時に、フタ裏へネジ止めするための厚みを出すためです。
また、ゴム紐をつけた時にフタ板とゴム紐の間に隙間があった方が、ササラなどを入れやすくなるという効果も
あったり
なかったり
ラジバンダリ 。
(ラジバンダリも避けて通れませんのでご容赦ください。)
⑥マグネットの取り付け
そのままだとフタがガタガタするので、マグネットで固定しました。
フタ裏に穴あきのネオジムマグネットを取り付けます。
この時、マグネットの厚みぶんだけフタ裏の木材を彫刻刀で削ってから取り付けています。
マグネットだけ飛び出てると鬱陶しいので…。
下箱の四隅にはマグネットを受けるL字金具を取り付けます。
フタを閉めると、カチッとマグネットで止まるようにします。
⑦ゴム紐の取り付け
フタにフックを取り付けて、ゴム紐を通しました。
ゴムの結び目が大きくてみっともないですが・・・
『まあ、裏だし誰も見てないからいいや』
『コンビニ行くだけだしパジャマでもいいや』
『マスクしてるから髭剃らなくても(化粧しなくても)いいや』
『仕事に行くだけだからいつも同じ服装でもいいや』
『こんな遠くのキャンプ場で知り合いに会うことも無いだろうから髪ボサボサでもいいや』
と諦めます。
※やっぱり良くないですね。フタ裏はまだ工夫の余地があるため、現在も試行錯誤している最中です。
⑧完成
一応完成です。
ステンシルについては別記事で紹介します。
塗料について
「あれ?塗料とか塗らないの?」と思われる方もいると思います。
ダッチオーブンに塗料の臭いが付くような気がしたので、今回はあえて塗料は塗っていません。
また、白木が綺麗だったし、ステンシルを失敗したときに、塗料で塗り潰しちゃえば良いと思ってこのままにしました。
とりあえずはコレで使ってみて、煤で汚れてきたら塗ればいいと思っています。