まかいの牧場から富士見の丘オートキャンプ場へ
前回まではコチラ
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この日は12月30日。
キャンプ場に着くと、受付には車の列。
サイトはすでに年越しキャンプをする人達で賑わっていました。
今回予約したのは、区画サイトの『100まんだらぁ〜サイト』
ここからの景色は予想以上のもの。
富士山はバッチリ見えるし、反対側には駿河湾。
遮るものもなく素晴らしい眺めです。
キャンプ場情報
トイレ
ブログやTwitterで情報収集した通り、景色だけでなく、トイレも絶景でした。
ただ、トイレの写真はありません。
自称キャンプブロガーなのに、キャンプ場のトイレの写真を撮り忘れるという失態を犯したのです。
これまでキャンプの度に無駄にトイレの写真を撮っていたのに今回は忘れました。
後悔しています。
えぇ、後悔していますよ。
トイレの写真を撮っておけばよかったと後悔するような大人になった事を後悔しています。
薪
薪は針葉樹と広葉樹を選べます。
何だか広葉樹が特に硬そうだったので、係の人に聞いてみました。
楽『広葉樹は硬いですか?』
(当たり前だけど。)
管理人『硬いですね。でも火持ちは良いですよ。』
(当たり前だろ、この素人が。)
楽『割る自信がないから針葉樹にしておきます。へへっ。』
管理人『ふふふ。そうですか。』
(勝手にしろや。知らんがな!何だこいつ…。)
当たり障りのない会話の中で、サラッと微笑みを引き出す。
大人の会話ですね。
炊事場
炊事場ではお湯も出るのでトイレの後に手を洗うのも快適です。
トイレの後に指先しか洗わないオッサンだけにはなりたくない私としては、お湯でしっかり洗えるのは高ポイント。
そこで、富士見の丘オートキャンプ場に10点!
そして、なんだかんだで・・・
グリフィンドールに20点!!
(結局勝つのはグリフィンドール。)
優勝は逃した富士見の丘オートキャンプ場ですが、『まだまだ発展途上のキャンプ場だろう』と思っていたので期待していなかったけど、今でも充分快適に過ごせるキャンプ場です。
日中
設営
牧場で魔界の瘴気に当てられたのでしょう。娘は疲れて寝ていたので、一人で設営。
かなり風が強く、コディアックキャンバスを一人で設営できるか心配でしたが、全く問題なくあっという間に設営できました。
(自分の影が写ってしまっているマヌケな写真を公開。これぞ【プレミア公開】です。)
テントの中からも富士山をチラ見できます。
富士山をガッツリ見るのに飽きたら、チラ見もオススメです。
チラ見をすると、その背徳感からなのか、見慣れた富士山にドキドキしちゃいます。
俗に言う【妻のパンチラ現象】ってヤツですね。
(聞いたことないわ!)
石焼き芋
年末だから特別なのでしょうか?
この日は受付の前辺りに、焼き芋屋さんが来ていました。
(無駄にズームしてみた。)
スピーカーから風情のある声が聞こえてきます。
『いしや〜き いも〜』
幼い頃、母親にお金を渡され、焼き芋屋さんを探しに声のする方へと走った記憶が甦ります。
石で焼くとなぜか美味しい焼き芋。
特に、寒い日に屋外で石焼き芋なんて、想像するだけでヨダレもんですよね。
ウチの女性陣は焼き芋が大好きで、普段、家ではなかなか石焼き芋なんて作れないので、ドンキで買ってきたりします。
ホント、焼き芋なんて作れるのは焚き火をするキャンプの時くらいですよね?
まあ、そのキャンプ場で売ってるんですけどね。
数少ない石焼き芋が作れるチャンスであるキャンプ場で、わざわざ石焼き芋の販売をするなんて、きっと相当美味しいのでしょう。
だって…
例えるなら、富士山の湧水が飲める場所の真横で、『南アルプス天然水』を売ってる様なものですからね。
それとも焼き芋を失敗したときのために売ってくれているのでしょうか?
管理棟の売店が、忘れ物をした人のためにチャッカマンやガス缶を売ってるのに近いのかな?
さつまいもを忘れる人もまあまあいますもんね。
いずれにしても、前日の夜に焼き芋を作って食べ、しかも半分以上残し、朝から残りの焼き芋を食べていた我々には、残念ながらノーチャンスでした。
きっと、ここで購入した石焼き芋を食べながら富士山を観たら至福の時を過ごせるのでしょう。
我々は、絶対に買わないのに『いしや〜き、いも〜』という声だけを延々と聴くことになりました。
ところで…
どんな好きな曲でも、一日中聞いていると『もういいわ!』ってなりますよね?
私はAMEMIYAの【ご飯のおかわり自由です。】って曲が好きでよく聴きますが、続けて聴いても5回でお腹いっぱい。
(ご飯のおかわりの話ではないですよ。)
だから何時間も『いしや〜き いも〜』と聞いてたら、食べてもないのにお腹いっぱいです。
もちろん、他のキャンパーがスピーカーで音楽を鳴らしていたらマナー違反ですが、管理人公認での石焼き芋は、コンプライアンス的には何ら問題ありません。
何せ公式の焼き芋ですからね。
Official芋男dismです。
『芋の運命のヒトは僕じゃない』のが残念でしたが、
『いしや〜き いも〜』の声を聴きながら富士山をゆっくりと堪能したいという運命の人にはピッタリのキャンプ場だと言えるでしょう。
ただ、さすがに夜までは石焼き芋の販売はしていなかったので、【石焼き芋の声を聴きながら夜景を観たい人】は、他のキャンプ場に行くか、自分で石焼き芋の声を準備してイヤホンで聴くしかありません。
この場合、間違ってもスピーカーで流さない様にしましょう。
他のキャンパーにペグを投げつけられても文句言えませんからね。
夕方〜夜
夕陽が綺麗です。
昼間の喧騒が嘘の様に静かな夜でした。
ただ石焼き芋の販売が終わっただけですが、とても静かに感じました。
でも脳内にはまだ『いしや〜き いも〜』の声がリフレイン。
※リフレイン:音楽用語で、同じ歌詞やフレーズ、メロディをくり返すこと
イシ ヤーキ イモー
ISI YAーKI IMO
焚き火
夜景を観ながら焚き火なんて初めての体験でした。
かなり冷えてきたので、焚き火で身体を暖めます。
寒い時には、手だけでなく背中やお尻も暖めたくなります。
そう、焚き火にはお尻を近づけて…
火には尻も…
ひには〜 しりも〜
HINI WA- SIRIMO-
石焼き芋の声が脳内でリフレイン。
余韻とはよく言ったもので、石焼き芋の韻だけ残っている様です。
夕食
この日はキムチ鍋を作りました。
次女は辛いのが好きだし、鍋は簡単なのでキャンプでもよく作ります。
適度に辛くて美味しかったです。
ピリ辛ってやつです。
ピリ辛いよ…
ぴりか〜 らいよ〜
PIRI KA- RAIYO-
余韻です。
就寝〜起床
昨日ポータブル電源を節約したので、この日は思う存分使えます。
2枚の電気毛布を娘と私それぞれの寝袋に入れて寝ました。
朝のテント内の気温は
電気毛布は【弱】でも充分暖かく、朝起きたときにまだポタ電の残量に余裕がありました。
これなら前日にもう少し使っておけばよかった…。
上手く計算してギリギリ使い切るのがベストなんでしょうが、サーモスタットが付いている電気毛布では消費電力の計算は難しいのです。
ギリ使い切れたら運が良い。
ギリだとラッキー
ギリが吉よ…
ぎりが〜 きちよー
GIRIGA- KITIYO-
(無理が生じ始めましたが、余韻はまだ続きます。)
帰宅
この日は大晦日。
年越しは家族全員そろって過ごすため帰宅です。
他の利用者はみんな【年越しキャンプ】なのでゆっくりと過ごしています。
それを横目に撤収作業をするのは辛い所です。
しかし、家では愛する妻が待っている。
やっぱり君が良い
君がいいよ…。
きみが〜 いいよ〜
KIMI GA-IIYO-
(おっと、綺麗にまとまった。盛り返したか?)
雪予報だったので、早く帰らないと高速道路に雪が積もってしまいます。
そうなっては怖いので急いで撤収。
富士山から愛知県へは西へ向かいます。
東名高速を一路西に向かって急ぎます。
西だ 一路
にしだ いちろ
NISIDA ICHIRO
(もう無理)
最後に
富士見の丘オートキャンプ場では、2021年の締め括りとして、絶景キャンプを楽しむことができました。
ちなみに、音楽用語のリフレインはメロディやフレーズをくり返す事ですが、
英単語としてのリフレインは意味が異なるようです。
【リフレイン】:控える、断つ、慎む
一時的にやめるようにやんわりと言うときに使われるようです。
今回のレポートは【おふざけキャンプ】の特性からこの様な内容となっていますが、本当は【石焼き芋の声】はそれほど気になっていませんでした。
『無い方がいいな。』とは思いましたが、聞こえていても充分楽しく過ごせました。
ホントです。
【石焼き芋の声が聞こえていても楽しかったけど、無い方がいいな】ってくらいです。
(やんわりと…)
富士見の丘オートキャンプ場は、管理人さん達の感じは良いし、施設も整っていて、とてもオススメできるキャンプ場です。
是非再びお邪魔したいと思います。