『天丼とスケボーと私』高木浜オートキャンプ場レポ
2022年4月23日〜24日
琵琶湖の北にある『マキノサニービーチ 高木浜オートキャンプ場』に行ったレポです。
娘の受験・進学や、仕事での異動で忙しく過ごしていた3・4月。
久しぶりのキャンプは次女のリクエストで琵琶湖へ。
まずは昼食
出発時の空は晴れ間が見え、快適なドライブを楽しみました。
どれくらい快適だったかと言うと、【カーステレオからORANGE RANGEのロコローションが流れていても気分良く楽しめるくらい。】と言うと分かりやすいかと思います。
(※実際に流していたわけではありません。あくまでも比喩です。)
予定通りキャンプ場近くの【道の駅 マキノ追坂峠】でお昼を食べました。
娘はカツ丼、私は天丼を注文。
ガッツリ食べてしまいました。
【食べられる前の天丼】
(この後まさか食べられるとも知らず、お盆にノリノリご満悦な様子。)
丼もんに漬け物、みそ汁までついてて結構なボリューム。
『道の駅で蕎麦でも軽く食べて…』という当初の予定が狂い満腹です…。
天丼のせいで早くもスケジュールが狂い、この後の過ごし方に悩みましたが、気にしない気にしない。
再掲:【食べられる前の天丼】
(この後食べられた上に『予定が狂った』と、いわれのない文句を受けるなんて想像すらできず、揚げたてサクサクな様子。)
到着 そして嫌な予感
道の駅から5分でキャンプ場に到着し、予約した2番サイトへ。
横に長いキャンプ場の端の方で、トイレや炊事場が近い。
電話予約の際に指定した場所です。
天気はイマイチでしたが、目の前が琵琶湖なので開放感は半端ない。(サイト料金が高いのも仕方ない。)
設営前に琵琶湖の景色を堪能していると…
カチャッ
バン!!
近くで板を打ち付ける様な音が聞こえてきました。
どうやら隣の展望台前の広場で、スケボーをしている人がいる様です。
この場所です。
一瞬、(クソうるせえなあ)と思いながらも、【過去の反省】から、何があってもキャンプでは楽しむと心に決めています。
※【過去の反省】が気になる反省フリークの方はこちら
rakujirou.hatenablog.com
ちなみに、このキャンプ場では、前回来た時も、隣のサイトのグループがずっとスピーカーで音楽をかけていました。
訳の分からない音楽を強制的に聞かされたわけですが、その時も【過去の反省】を活かして、たとえ変な音楽でも、逆に娘と楽しみながら過ごせたので…
今回も
『おおっ、やっとるな。』
『まあ、元気があってよろしい。』
『練習頑張りたまえ。』
と、琵琶湖の様に広い心で見守ろうと決め、気にせずキャンプを楽しむことにしたのです。
そう、まるでガンジーやお釈迦様の様な広い心で。
マハトマ・ガンジー
お釈迦さま(ゴータマ・シッダールタ)
ただ…
(このスケボーの音って、さっき食べた天丼と同じくらい消化できないなぁ・・・。)
何となく嫌な予感が…
再々掲:【食べられる前の天丼】
(歳のせいで消化できないだけなのに、スケボーの音と同じ扱いを受けることになるなんて夢にも思わず、ドヤ顔の海老天と脇を固める野菜天たち。)
『まあ、スケボーなんて、そんなに何時間もやってるわけじゃないだろうから大丈夫でしょ。』と軽く考えていました。
設営
翌日が雨予報だったため、コットン幕は避け、ケシュアのリビングタープです。
寝床は、娘は自分のソロテントを、私は長女のソロテントを借りてきたので、それぞれ別々に立てるつもりでした。
しかし、サイトに傾斜があって、テントが張れるスペースが限られていたので私の分は諦め、次女のテントとリビングタープのみにしました。
【端の方のサイトだと湖の近くの傾斜がキツくなってるようなので、広く使いたい場合は管理棟の近くのサイトを選ぶと良いのかもしれません。】
と、ブログに書いておいたら、ここのキャンプ場に来る人のためになるのではないか?と設営中にまで考えるなんて、まるでお釈迦様の様に優しい心ですよね?
カチャッ
バン!!
まだスケボーをやってる様です。
(いつまでやってんだ!キャンプ場の真横でやってたら迷惑なのが分からんのか!)
と、ブラック楽次郎が一瞬顔を覗かせますが、マハトマ楽次郎(マハトマとは偉大なる魂の意)がたしなめます。
マハトマ楽次郎
『オリンピック種目にもなったスケボー。
日本人選手の活躍が記憶に新しいではないか。
ただ、まだ日本では練習する場所が限られている。日本のスケボーレベルの向上のためには仕方ないのだよ。』
『弱き者は許すことができない。許しは強き者の証だ。』
気にしない気にしない。
ひと休みひと休み…
気を取り直して、ハンモックを出して寝転んだり、貝殻を拾ってみたりと、ゆったりとした時間が流れます。
忙しかった年度初めの生活からやっと解放されて、久しぶりにゆったりとした時間を過ごします。
カチャッ
バン!!
(う、うるせぇ・・・・。)
静かな湖畔にスケボーの音だけが響いています。
(人が高い金出して琵琶湖のほとりでハンモックに乗ってくつろいでいる横で、練習場でもないのにスケボーやるなんてどういう脳みそしてんだ!)
またもやブラック楽次郎が顔を出しかけました。
いやダメだダメだ。
キャンプに来たら楽しまなきゃ。
楽しむのが目的なんだから。
【シッダールタ(目的を達成する人の意)楽次郎】を召喚しなきゃ。
シッダールタ楽次郎
『一切皆苦(人生は思い通りにならない事)を知るのだ。』
『なぜ苦しみが生まれるのか?
【諸行無常】【諸法無我】を正しく理解したうえで世の中を捉えることができれば、あらゆる現象に一喜一憂することなく心が安定した状態になり苦しみから解放されるんだ、とお釈迦さまは説かれている。』
気にしない気にしない
ひと休みひと休み
道の駅で購入した桜餅と【マキノロール】なるロールケーキを食べて心を落ち着かせます。
【マキノ】は地名の様ですが、ロールって巻いてあるって意味だから、『巻き』の『ロール』ってダジャレなのかもしれないけど分かりにくい…。
ふざけているのか、偶然なのか分からず、何だかモヤモヤします。
(胸やけ?胃もたれ?のような感覚です)。
昼寝
娘とリビングタープ内でアマプラを観ていました
カチャッ
バン!!
気になる…
イヤイヤ気にしない気にしない
ひと休みひと休み
しかし、ひと休みのつもりが…
疲れが出たのか、それとも昼に食べた天丼がもたれていたからなのか、いつの間にか熟睡してしまいました。
その間、娘はねっ転がりながら『マギ』を観ていたそうです。
再々々掲:【食べられる前の天丼】
(まさか追加でスイーツを食べたくせに、胃もたれを天丼のせいにされるなんて思いもせず、付け合わせの漬け物たちを上から目線で見下ろす様子。)
娘に起こされたのが18:30
3時間くらい経ってます。
昼寝のレベルを超えてガッツリ爆睡しました。
ちなみに、寝ている大仏は、全ての煩悩が消えて最も悟りを開いている高度な状態らしいです。
(私の場合は嫌な事があるとフテ寝して忘れようとするので、最も悟りから遠い状態になります。)
『寝すぎでヤバイね~。』と言いながら、夕食作りを開始します。
献立は焼き野菜のスープカレー。
具材を炭火焼きして、レトルトのルーをかけるだけのお手軽メニューです。
(前回の記事で紹介したシェルフコンテナのサイドテーブルに乗せてますが、こんな使い方をするために作ったわけではありません。)
さて、薄暗くなってきてたし、急いで炭を起こさなきゃとタープから出ると…
カチャッ
バン!!
マジか?!!
18:30だぞ…
何時間やってんの?
しかも、人が増えてて騒がしくなってる…
ねぇ、スケボーって、何時間もやるもんなの?
そんなにハードな遊びなの?
体罰が常習化してるサッカーの強豪校並みの練習時間じゃん。
キャンプ場内でやってたらマナー違反で注意してもらえるけど、隣は併設してはいるもののキャンプ場じゃないっぽい・・・。
まあ、誰だって、公園(っぽい所で)スケボーをする権利はあるわけで、たまたまそれがキャンプ場の隣だっただけなので直接文句を言うわけにはいきません。
だって、例えばキャンプ場の近くに自衛隊の訓練場があって『ドカンドカン』と爆発音が聞こえる事だってあるけど、誰も文句言えないのと同じですよね?
(ちょっと違う気もするが…)
ただね、8,000円なんですよ…。
サイト代が。
前回来た時はスケボーなんてしていなかったし…。
こうして、スケボーの音を気にしつつも、炭を起こし、野菜と肉を焼き、スープカレーは完成しました。
iPhoneのナイトモードってすごいね。
のせすぎた・・・。
つづく・・・
※(補足)
今回の記事を読むと、スケボーの音に相当悩まされたと思われるかもしれませんが、実は大した事はありませんでした。
ブログを書く上でネタがなかったので誇張しています。
驚かれるかもしれませんが、天丼に感情はありませんし、マハトマ楽次郎やシッダールタ楽次郎は想像上の人物です。(まさかまさかですよね?)
実際は、胃もたれしたブラック楽次郎しかいませんでした。
『嘘をつかれた』
『騙された』
と騒ぎ立てる人もいるかもしれませんが、ブログを読んでくれた人を少しでも楽しませようと思ってやった事です。
だから…
ブラック楽次郎の事は嫌いになっても、【おふざけキャンプ】事は嫌いにならないでください。